福井発】 あす大飯原発再起動  反対派、チェーンで体巻き機動隊阻止


http://tanakaryusaku.jp/2012/06/0004599


母親は「あなたたちは危ない原発の再稼働をなぜ許すのですか?」と言って警察官をニラミつけた。=30日夕、大飯原発入口。写真:田中撮影=

母親は「あなたたちは危ない原発の再稼働をなぜ許すのですか?」と言って警察官をニラミつけた。=30日夕、大飯原発入口。写真:田中撮影=


関西電大飯原発3号機の原子炉が明日(1日)、再起動する(制御棒を抜いてウラン燃料の核分裂反応を起こさせる)。


 再起動を翌日に控えた30日、大飯原発入口で再稼働を阻止しようとする反対派と福井県警の機動隊の間で激しい攻防が繰り広げられた。

 反対派50人は町道との境に関電が設けた鉄柵の内と外を固め、原発従業員を乗せたバスを入れさせまいとした。鉄柵と体をチェーンでつないでいる。身を盾にするつもりだ。車5~6台もチェーンでつないだ。何としてでも、原発の入り口を封鎖する構えだ。

 30分もしないうち機動隊が駆けつけた。拡声器で「道路交通法違反です。ただちに退去しなさい」と繰り返した。反対派は「帰れコール」で応戦した。

 間断なく降り続く

雨のなか、機動隊と反対派のニラミ合いは、4時頃始まり暗くなっても続いた。雨で体温が奪われる。幼な子を抱いた母親は警察官に詰め寄った。「あなたたちに人間の心はないのですか?」「子供たちの未来がなくなるのですよ」……


反対派はチェーンで自分の体と鉄柵をつないだ。=写真:田中撮影=

反対派はチェーンで自分の体と鉄柵をつないだ。=写真:田中撮影=


警察官は「道路の占拠は法律違反ですから」としか言えなかった。それも遠慮がちに。警察官自身も母親のお腹から生まれてきたのだ。警察官も官舎に帰れば、小さな子供がいるのかもしれない。

 再稼働第一弾となる大飯原発の入り口は、日本中の原発再稼働の入り口と言ってもよいだろう。緊迫した場所でぶつかり合う反対派と警察官。どちらも野田政権の犠牲者ではないか、と思えるのだった。


田中龍作ジャーナルより転載しました。

http://tanakaryusaku.jp/2012/06/0004599

原発危険度:24基「即時廃炉」 超党派議員がランキング


http://mainichi.jp/select/news/20120629k0000m010100000c.html


 超党派の国会議員で作る「原発ゼロの会」は28日、全国の原発50基を経過年数や地盤の状況、周辺人口などで採点した「原発危険度ランキング」を発表した。危険度が最高だった日本原子力発電敦賀原発1号機(福井県)など24基は過去の地震で被災したり、活断層上に立地していることから、点数に関わらず「即時廃炉にすべきだ」と位置付け、残り26基を危険度順に並べた。

 NPO法人「原子力資料情報室」や原子力安全・保安院などの情報提供に基づき、▽原子炉(炉型、経過年数、事故率など=配点6)▽地盤など(耐震性、地盤状況=配点5)▽社会環境面(周辺人口、事業者への行政処分の実績=配点4)--の3分野9項目から、15点満点で評価したという。

 「即時廃炉」の24基のうち、敦賀1、2号機や菅直人前首相の要請で停止中の中部電力浜岡原発3~5号機(静岡県)は「活断層上にある」ことが理由。東京電力福島第1、第2原発(福島県)、東電が13年度以降の再稼働を目指す柏崎刈羽原発1~7号機(新潟県)などは、東日本大震災や07年の新潟県中越沖地震で被災したため「再稼働は危ない」と判定した。


関連記事


大飯3号機、7月1日夜起動=今期赤字5000億円も-関電社長


http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012062700750


 関西電力の八木誠社長は27日の株主総会後に開いた記者会見で、再稼働の準備に入った大飯原発3号機(福井県おおい町)について、「作業は順調に進んでいる」と述べ、7月1日夜に原子炉を起動できるとの見方を示した。
 八木社長は、大飯3、4号機以外の原発が再稼働できない場合、2013年3月期の業績が5000億円程度の赤字になるとの見通しも明らかにした。その上で、大飯2基以外の早期再稼働に全力を挙げる意向を表明し、「(安全性を確認する)『新規制庁』の審査が滞らないようお願いしたい」と述べた。(2012/06/27-19:18)

ドイツの太陽光発電、新記録を達成 一時2200万キロワット超える


http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2886210/9172226




【6月25日 RenewableEnergyWorld.com】降り注ぐ陽射しに恵まれた5月25日と26日の2日間、ドイツの太陽光発電量が史上最大を記録した。一時は2200万キロワットに達し、ドイツの電力需要の半分近くが太陽光発電で供給された。

 太陽光発電量は工場や企業が稼動していた25日金曜日の正午ごろに全国の電力需要の約3分の1に達し、好天に恵まれた翌26日土曜日の正午ごろには50%近くに上った。

 太陽光発電で断続的に発電された電気をどの程度までなら大規模な停電を起こさずに送電網に供給できるのかといった、原子力発電から太陽光・風力・バイオマス燃料など再生可能エネルギーへの転換を図る中で持ち上がっていた重要な問いに答えを出した形になった。

 原子力依存からの脱却に熱心なドイツだが、それをどのように実現していくかという点で意見の対立は深まっている。しかし少なくとも今回のことで、脱原発で失われる発電量のかなりの部分を太陽光発電で埋めることができるという主張に新たな根拠が加わったことになる。

■ピーク時間帯に発電量が最大になるというメリット

 ドイツは現在、年間電力需要の約20%を再生可能エネルギーで賄っており、年間電力需要に太陽光発電が占める割合は4%程度となっている。

 ドイツ西部ミュンスター(
Muenster )に本部を置くシンクタンク「国際経済フォーラム再生可能エネルギー」(IWR )は、25~26日のピーク時に太陽光の発電量は原発20基分の出力を上回ったと説明するとともに、電力需要が最大になる時間帯に発電量のピークが来ることの意義は特に大きいと指摘した。IWRのノルベルト・アルノッホ(Norbert Allnoch )所長は、過小評価されがちな点だが太陽光は電力需要が最も大きくなる正午ごろにかなり大きな電力を供給できるので、費用がかかるピーク負荷発電所の使用が減ったり、全く使用されなくなったりしていると語った。

 ドイツの太陽光発電の設備容量は2600万キロワット以上と世界でも群を抜いている。2011年だけでも800万キロワット増え、2012年に入ってからも急ピッチの増設は続いている。
 
 近年ドイツでは固定価格買い取り制度(フィード・イン・タリフ、
FIT )によって太陽光発電が急速に普及したが、太陽光設備設置のスピードや、補助金支払いによる政府負担増大への懸念から、議会は関係者の予想を超える大幅な買い取り価格削減に動いている。だがこの削減については政治的な壁があり、現在仲裁委員会が解決に向けた取り組みを進めている。(c)RenewableEnergyWorld.com/Steve Leone/AFPBB News

田中優さんのメールマガジンが配信されましたので、原文のまま転載します。


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田中優の“持続する志”

優さんメルマガ 第135号
2012.6.21発行

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 ◇■ 田中優より 『再稼動ではなく、原発の廃炉を』 ■◇
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「取れない責任を取ると言うな 大飯原発を再稼働するな 緊急記者会見」
田中優のコメント最終部分です。

6月13日にアップしました田中優ブログでは動画や全文をご覧いただけます。
http://tanakayu.blogspot.jp/2012/06/blog-post_13.html
優さんの明瞭簡潔な説明を、ぜひ動画でご覧くださいませ!

2012.6.4 「取れない責任を取るというな!」会見 衆議院第一議員会館にて
動画 ⇒
http://www.ustream.tv/recorded/23078337
他出席者 マエキタミヤコ、鎌仲ひとみ、水野誠一、本内みどり、桃井貴子、
坂田昌子、花岡和佳男、阿部知子、福井県庁前から中継 山本太郎、佐藤潤一

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01:16:07より(約1分間)

 10年以上前にアメリカではこれをストランテッドコストと呼んだんですよ。
 「どうにもならないコスト」。
 電力自由化が進んだ時に、それまで進められてきた原発などの資産が負債になり、そのコスト処理に困ったとき生まれた言葉です。原子力ムラの人たちは、10年前にその言葉を聞いたとき、何も気づかなかったのって思うんです。きっと気づいていたはずです。

 そして原発は今六ヶ所村の再処理工場が動かなくっても毎年1千100億円かかる。
もんじゅが動かさなくても200億かかる。原子力は大雑把に計算すると年あたり動かなくても約80億かかる。
 だからそんなもの持ってるとどんどん不良債権に沈んでいくんだから、もう
きっぱり廃炉にすべきだ。

 とにかくここは決断が必要な場なんです。

 ところが今の政治家っていつでもそうなんだけど、「Aという説とBという説を
折衷する」調整担当だと思いこんじゃっているんです。だからどっちが正しいかなど全然判断しない人が多くなっちゃってる。これが問題だなと思います。

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01:19:45より(4分間)

質問 「 地元の方が原発がなくなったら雇用がなくなるとよく言われるが、
原発ってなくなっても廃炉に、止めていくための仕事があると僕は思うがこれは
合ってますか?」

 はい、合ってます。廃炉のコストって非常に莫大に長年に渡ってかかるので、
現地の雇用を継続すると言う意味では十分な費用になります。

ですので基本的にはそれがあり得るんですが、僕はかつての時代と今の時代と違ってきたことがあると思うので、それを利用したいんですね。

 要は、今は自然エネルギーがドイツが始めた頃のように、高くて具体性のないものではなくなりました。今ではそっちの方が安いです。日本は特に原子力を推進
してしまったおかげで、めちゃくちゃコストが高いので、相対的に自然エネルギーの方が安いんですよ。

 じゃあそのために海が必要、風が吹くところが必要、光が当たるところが必要、水の流れるところが必要、木材がいっぱいあるところが必要となりますが、それはどこですか?地方なんですよ。
 原発立地自治体は地方ですから、そっち側の方がはるかに条件が良くなります。

 で、自然エネルギーの買い取りが、いよいよ7月から始まる。そして経産省の
「電力システム改革専門委員会」が、2014年から2015年に「総括原価方式もなく
します、家庭の電気も完全自由化します」という方針を出しましたね。

 だからもう自然エネルギーに、そろそろ助走をかけていかないといけない時期
ですよ。その時に一番向いているのが今原発を建てているような地方の側ですから。

 それを事業化していったら、そっちの方が儲かるのに、何でわざわざこんな儲からない原発なんかやらなくちゃいけないの?雇用って命を少し放射能で減らすけどその分カネがもらえるっていういのを雇用って呼ぶの? 

 僕ね基本的にこれ雇用じゃないと思うんです。人を殺す代わりに、人の命を削らせる代わりに金をやるというのは、これは雇用の名に値しない。そんなの雇用じゃないって思ってる。だけどもやめていくための被曝はどうしてもせざるを得ないことですから廃炉についての仕事はこれは聖なる仕事としてやらざるを得ない。それも雇用になります。

 それ以上の雇用になるのが、地域の中で自然エネルギーにシフトさせていくことだと思います。
 オーストリアでは雇用者数、バイオマスにして15倍増えました。ドイツでは12倍
増えました。そっちの方が全然いいんじゃないですか?

 その新しい未来の方向というのを見せることが大事で、僕は政治家にはビジョンを持つ人になって欲しいんです。
 AとBを調整する人ではなくて、未来こういうのがあるんだよって出せるビジョニストこそが政治家になるべきで、今のビジョニストでない失業を恐れて何でも財界の言いなりになっちゃっているような政治家たちには、早く辞めて欲しいと思います。

※詳しくは現在発売中の岩波書店「世界」7月号や、「DAYS JAPAN」にも寄稿して
いますのでご覧ください。

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ただ今、田中優が毎年お手伝いさせて頂いているピースボートの船旅の同行で日本を離れています。昨日成田を出発し12時間のフライトのあとロンドンのヒースロー空港に到着しました。現地地時間では21日の朝8時です。今晩、ロンドンにて合流しいよいよ乗船致します。船の中ではいつもネットが使える状況ではないのでメールの送受信など、皆さんにご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願い致します。
そして出来るだけ船の中の様子を、優さんの働きぶりをレポートしたいと思って
おりますのでご期待ください! 渡辺
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 ◇■ 田中優より 『再稼動ではなく、原発の廃炉を』 ■◇


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優さんメルマガ 第134号
2012.6.18発行

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 ◇■ 田中優より 『再稼動ではなく、原発の廃炉を』 ■◇
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「取れない責任を取ると言うな 大飯原発を再稼働するな 緊急記者会見」
田中優のコメント後半部分(その1)です。

6月13日にアップしました田中優ブログでは動画や全文をご覧いただけます。
http://tanakayu.blogspot.jp/2012/06/blog-post_13.html
優さんの明瞭簡潔な説明を、ぜひ動画でご覧くださいませ!

2012.6.4 「取れない責任を取るというな!」会見 衆議院第一議員会館にて
動画 ⇒
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坂田昌子、花岡和佳男、阿部知子、福井県庁前から中継 山本太郎、佐藤潤一

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58:32より(約3分間) 
質問「デモや署名をやったが効果をあまり感じられなく無力感を感じます」

ある方が「私のように内側に入っている人物が言うことの方が全然強烈なんだ、デモをやっている人なんて影響を及ぼしてない」ってどこぞのラジオで言った人がいるんだけど、とんでもない間違いです。思い上がりです。 

やっぱりみんなの動きがあるからこそ成り立つことですね、それはやっぱり
力があるんだということを信じて、絶えず納得するしかない。
それともうひとつ、僕は別の解決策と言うのをいくつも考えついています。

需要を下げるの簡単です。事業者です。東京で圧倒的に増えたのはオフィスです。
オフィスの中の21・3%は照明器具が増やしました。これ、1本に下げても
同じ明るさにできるんですよ。つまり半分に下げること簡単にできます。

45%はエアコンです。45%のエアコンは、ガスエアコンに替えると10分の
1の電気にすることができます。しかも、それによってランニングのコストも
ガスの方が安いので、電気エアコンを使っているところだったら簡単に10分の
1にしてその分だけ得させることができる。これが需要側にできることですね。

今度はじゃ供給側を考えましょう。供給側には「グリッドパリティ」という言葉が
ありまして、送電線からの電力会社の電気を買うことと、自分の太陽光とかで発電した場合の電気のコストが同じになることを「グリッドパリティ」と言います。
今年に入ってからグリッドパリティ実現しました。何と、 太陽光発電で1kwh
当たり19円を下回ります。

今我々電力会社から24円で買っていて、このあと値上がりして26~27円に
なります。明らかに19円の方が安いですね。

経済原理からそれをつけっちゃった方が得になりますよ、これは商売としてやれる、その商売をどんどん広げていってもらって、原発いいですけど、高いから誰も買いませんよ、という形に社会を作ってしまうこともできる。

だから僕は、ここから先は事業者にもがんばってもらいたいと思います。経団連から抜けた人達が新しい団体を作ったようだけど、こういう運動に期待したいと思っているし、いろんなジャンルから、いろんな運動が出てくることで解決策が生まれるものなので、その中のジャンルの一つを支えていると思って、自分に自信を持ってほしいと思います。

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01:13:50より(1分半)
大飯原発の再稼動について、「これは電力需給関係の問題ではない」って関電がしつこく言ったわけです。
つまり足りる足りないの話ではないんだ、それに対して仙石氏がはっきり言ったのは、「これは企業会計の問題だ」、つぶれてしまうから、企業会計上どうしても再稼動しなければならないのだと言ったんですね。

企業会計のために人の命を賭けるっておかしいです。企業会計に例外を置けばいいだけではないですか。

原発の場合、経費の9割以上が「固定資産経費」で、特に燃料費が少ないんですよ。
圧倒的に設備費用の方がでかいんですね。それの固定資産がさっき言ったように8千900億円あるわけで、それが「負債」にされてしまうと困るわけです。

それなら当面の間、動かしてなくても「資産」として認めると扱えばいいと思います。
それが毎年毎年減価償却されながら減っていくだけのことになります。今の政権がやろうとしている「とりあえずの時間延ばしをして、その間に稼いだお金でペイしちゃおう」ということを、実質的にできてしまうことになります。

だからなにも人を人身御供にしなくったって、企業会計の中にその現状のものを「とりあえず動いてなくても資産と認める」と例外を作ればいいだけですよ。

文字数の関係で、続きの「ストランテッドコスト」「廃炉後の雇用はこうすればいい」は次号にてお送りいたします。
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大飯再稼働決定 「原発あっての町」 おおい町、経済回復に期待感 


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000125-san-soci


 16日午前、再稼働が正式決定された関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)。昨年3月の東京電力福島第1原発事故後、初となる原発再稼働に地元では「やっと日常に戻る」「地元経済の回復につながる」などと歓迎ムードが広がった。一方で、具体的な安全対策はこれからの課題となっていることから、事故に対する不安の声も出た。

 「議論に時間はかかったが、再稼働は町にとって重要な一歩」。おおい町の自営業の男性(54)は再稼働を歓迎する。その上で、「百パーセント安全なものなどない。それを待っていたら確実に私たちの生活はつぶれる」とし、原発停止で冷え込んだ地元経済が回復することへの期待感をにじませた。

 人口約8千人で、その約6割が原発関連産業に従事する同町。原発の停止で従業員30人未満の孫請け会社などが軒並み、廃業や休業を強いられてきた。

 同町の主婦(35)は「原発あってのこの町。賛否両論あるが、地元経済のためにもリスクを負いながらも動かさなければならない」と話した。

 また、原発作業員が利用する民宿はどこも空っぽに近く、看板を下ろす店舗も出始めている。

 「原発の再開で仕事のめどがたち、いつもの状態に戻ることができそうだ」。民宿経営の男性もほっとした表情を浮かべた。

 ただ、津波対策のための防潮堤のかさ上げ工事や免震事務棟の整備など中長期の安全対策はこれからで、住民の間には不安も残る。

 おおい町の隣の同県小浜市に住む主婦(62)は「家族とは『原発で何かあったらこの家は手放さないといけない』とよく話している。どこに逃げたらいいのかも分からない」と複雑な胸の内を明かす。

 おおい町の中塚寛議員(52)は「われわれにとって、原発が稼働しようがしまいが、核燃料を保管する発電所があるという意味ではリスクは変わらない」とし、引き続き安全性の向上に取り組んでいく考えを強調した。

 ■「国の判断待つ」 愛媛県知事

 関西電力大飯原発3、4号機の再稼働決定を受け、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)のある同県の中村時広知事は16日、コメントを発表。「重大な判断だった」と評価しつつ、伊方原発の再稼働については「国の判断を待つ」と従来通りの姿勢を示した。伊方町の山下和彦町長も同日、大飯原発以外の再稼働に対する環境は変わっていないとして、「伊方原発の再稼働については現段階では白紙」とコメントした。

 ■「状況精査したい」 島根県知事

 島根原発を抱える島根県の溝口善兵衛知事は16日、「福井県はおおい町や県議会、周辺自治体などの意見を聞く努力をして(再稼働を)決められた」と話し、運転がストップした島根原発1、2号機の再稼働については「福井県に職員を派遣して(再稼働に至った)経緯を聞き、状況を精査したい」と述べるにとどまった。

県内の声さまざま 大飯原発再稼働、ぬぐえぬ不信


http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005140523.shtml


 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働が16日、正式に決まった。福島第1原発の事故は、制御不能の放射能の恐ろしさや故郷を奪う残酷さを見せつけた。「私たちの教訓はどこへ」。兵庫県に避難する福島の被災者は、国への不信感を募らせる一方、同じ原発立地県が下した苦渋の選択に理解を示した。安全への不安がぬぐいきれない中、県内の生活者からは電力不足の夏を控え、「本当は反対と言いたいが…」と、複雑な声が漏れた。


 「幼なじみも親戚もばらばら。こんな悲しさ、もう誰にも味わってほしくない」。福島県南相馬市から避難し、神戸市垂水区の市営住宅で妻(35)や子ども2人と暮らす男性(40)は、福島原発事故後初めてとなる原発再稼働の正式決定を受け、強い口調で語った。

 自宅は福島第1原発から約15キロ。27歳で自動車の修理・販売業を始め、地道に顧客を増やしてきた。2008年、借金をして工場を新築したが、わずか3年後、東日本大震災が起きた。

 政府の避難指示を受け、着の身着のまま故郷を離れた。知人から「市営住宅に入れる」と聞き、震災の1週間後、縁もゆかりもなかった神戸にたどり着いた。

 帰郷のめどが立たずに避難生活は長期化が必至だ。長男(3)は辛抱強い性格だが、何度か「帰りたい」と泣いた。「友達、おもちゃ、田舎の広い庭。思い出を全部置いてきてしまい、申し訳ない」。それでも仕事を再開できる日を信じて月数回、福島に通って顧客を訪ね歩く。全国に散った得意先も探し当て、励まし合っている。

 自宅で16日午前、家族と大飯原発の再稼働決定のニュースを聞き、「福島を置き去りにして、なぜ野田首相は『事故防止は可能』と言えるのか。事故があれば結局、誰も責任を取らない」と批判。「電力の安定供給を掲げて、ほかの原発も再稼働されるのでは。もっと市民を交えた議論が必要」と話した。

 一方で原発立地県への理解も示す。「原発は地域経済と切り離せない存在」とし、「地元が容認したのは、厳しい決断だったと思う」と思いやった。

 今年3月、長女が生まれた。「普通の幸せ」が身に染み、故郷や将来を思うと「現実とのギャップで胸が締め付けられる」という。国や福井県などに対し、「再稼働を急ぐ前に、もっと福島の現状を知り、自分にあてはめて考えてほしい」と話した。(山岸洋介、初鹿野俊)

◆兵庫県内「反対言いたいが…」

 神戸市北区の主婦(35)は「子育て支援活動の一環で福島の母親と交流したが、子どもと外で遊べない悩みは深刻だった。百パーセント安全でない限りは、再稼働に反対です」と訴えた。

 加古川市のスポーツ用品店店長の男性(39)は「本当は反対と言いたいが…」と口ごもる。寝たきりの父(76)を自宅に残して仕事に出ることが多く、計画停電になれば心配で仕事に出られなくなるという。「弱者にしわ寄せが来る状況がよくならない限り、再稼働を認めるしかない」

 透析患者らでつくるNPO法人「兵庫県腎友会」(神戸市中央区)の会長、森利孝さん(70)=小野市=も「患者は透析を受けられないと命に関わる。再稼働が停電回避につながるのなら、立場上、反対とは言えない」と漏らす。一方で、自身は長崎の原爆で被爆し、母や兄をがんや白血病で亡くした。「放射線を浴びれば長く苦しみ、影響を心配し続けなければならない現実を身をもって知っている。将来的には原発廃止を」と話した。

 「賛成とも反対とも言えない」。兵庫県中小企業団体中央会会長で建設資材製造会社経営の中村孝さん(71)=尼崎市=は複雑な表情だ。「中小企業にとって電力は命綱。原発以外のエネルギーで賄うに越したことはないが、すぐには無理。福島の教訓を生かし、事故のないように稼働せざるを得ない」と語った。

 神戸市東灘区の総菜メーカー、ロック・フィールド社長で神戸商工会議所副会頭の岩田弘三さん(71)は「原発の再稼働問題では野田首相の姿勢はぶれていない。電力不足の幅が緩和されれば経済活動に専念できる」と評価する。一方で「節電の努力は本来あるべき姿。再稼働しようがしまいが続けたい」とも話した。

大飯原発には活断層があるか


※河野太郎氏のブログより転載します。


http://www.taro.org/2012/06/post-1217.php


大飯原発は本当に安全なのか。

これまで保安院や原子力安全委員会は、原子力発電所付近の活断層について、ほとんど恒常的に、「値切って」きた。

つまり、活断層の存在を認めなかったり、活断層の長さを意図的に短くしたりしてきた。

活断層の長さは、地震の大きさに関係してくるので、活断層を短く想定すれば、想定される地震の大きさも小さくなる。

島根原発などは、直近の活断層の長さは、当初2kmだということにされ、それが批判されると8km、10kmと伸びていった。そしてとうとう22kmの長さの活断層ということになった。

活断層の長さが10倍になっただけでなく、保安院等は、これは自分達の調査でわかったことだと強弁する。しかし、実際は変動地形学者たちの指摘によってわかったことだ。

さらに問題は、活断層が「ない」ことにされている原発立地場所が少なくないことだ。

活断層そのものの上に何かを建設すると、活断層がずれたときに壊れる。このケースは、耐震をいくら強化しても、活断層が、つまり土地が動くので、引きちぎられる。

大飯原発の1、2号機と3、4号機の間にはF-6と呼ばれる断層がある。しかし、保安院は、これは活断層ではないと決めつけている。そして、野田総理や枝野大臣も、これまで活断層を値切り続けてきた保安院のいうことを鵜呑みにして、活断層の専門家の指摘を無視して再稼働をしようとしている。

島根原発では、電力会社や保安院が「活断層はない」と断言したところに、西暦880年の地震をはじめ、過去数回、大きな地震を引き起こした活断層が発見された。

六ヶ所村沖でも、活断層の存在が指摘されながら、音波探査で活断層はないと保安院等は決めつけてきた。しかし、最近では原子力安全委員会の関係者も活断層があるということを認めている。

東洋大学の渡辺教授(変動地形学)等は、島根、志賀、柏崎刈羽、大間、泊などは活断層を意図的に短くした、または近くの活断層の存在を隠した典型例だと指摘し続けている。

大間では、安全審査の指針が無視された、と指摘されている。

さらに敦賀、大飯、美浜、もんじゅ、東通、浜岡、六ヶ所再処理施設では、断層によるずれの問題が提起されている。

保安院以下、たかをくくって安全審査をしていたことが明るみに出た以上、きちんと安全審査をやるべきだ。

大飯原発のF-6も、きちんと掘ってみれば、確認できることだ。