子供の頃の夢がかなった | おいしく、楽しく、美しく!

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アルハンブラ宮殿にいくことは、子供の頃の夢でした。


母とわたしは同じ京都の女子大で英文学(シェークスピア)を学んだのですが

母は大学でギタークラブに所属していて

「御所の芝生の上でみんなで輪になって座ってギター弾いたりしたのよ」

なんて話を子供の頃よくしてくれて


母のやってきたことに何かと憧れてた私は

よくかんがえたら、大学も、専攻も、クラッシックギターも、ぜんぶ母の後をおいかけてました。


そんな母が持っていたクラッシックギターのLPレコード




世界的なギター奏者ナルシソ・イエペスの「アルハンブラの想い出」


はじめて聴いたのはたしか小学生のころ


そのジャケット写真が、アルハンブラ宮殿の中庭の回廊でした。





トレモロが奏でる美しく切ない音色、見たこともない幻想的で優美な世界。

世界にはこんな美しいところがあるんだ・・・

当時は海外旅行が一般的でもなかったし、夢のまた夢をみるような気持ちでいました。

でも、すごく行きたい・・と恋い焦がれるように思ったことをはっきり覚えています。


いま思うと

「ここに行ってみたい」

そう強く願ったはじめての異国の地が、アルハンブラ宮殿でした。






かるく30年以上経ったいま・・

週末はイタリアで、パリで、なんて会話がめずらしくもないロンドン


でも「2月はスペイン。アルハンブラ宮殿いきます!」とゴンタくんが言ったとき


うわ、ほんとにわたし、あそこに行くんだ・・


なんだかものすごいことに思えてドキドキしました。



私が憧れていたアルハンブラ宮殿は、静かな回廊のこんな光景







ここに自分がいたなんて、ちょっと不思議なきぶんになります。





アンダルシア地方への旅で眠っていた美意識と価値観にめざめたと書いたのは


子供の頃によく、本棚にならぶ父の百科事典から

「イスラム世界」

という巻を開いては、うっとり眺めていたことを思いだしたから。


ロンドンに戻って、「そんなのあったよね?」と実家にメールしたら、まだ残っているというので、母に写真を撮っておくってもらいました。





そうそう、これこれー!!!!

(そういえばビザンチン帝国とかも好きだった)



なんの価値観の植えつけもなく、ただ純粋にこどものころ、

母のレコードのジャケットや父の百科事典でみて憧れていた世界。


遠い夢のまた夢だとおもってたあの頃のじぶんに


行けたよー。行けるんだよー!


そう教えてあげたくなるような、うれしい旅でした。





夢の種をくれた両親、夢をかなえてくれたゴンタくん、、


感謝のきもちでいっぱいですぶーぶー




母への憧れ(2009年秋:実家のギターケース)

後日談


* ちなみに母は20代のころイエペスのコンサートにいったそうです。色紙も持ってなくてハンカチに、描きにくいのに気持ちよくサインしてくれたとよろこんでいました。

(彼の演奏、ほんとにすばらしいので是非 You Tube 聴いてみてください!)





美しさの効能(イスラム美術/美しいひと)

千夜一夜の世界。アルハンブラ宮殿(スペイン/グラナダ)

憧れのアンダルシア。食と学びの旅