
いましかみれない景色(コンコルド広場の観覧車より)
このタイミングで6日間をすごしたパリ、前半2泊はゴンタくんと、後半はひとり。今週なかばに無事ロンドンに戻りました。忘れられない貴重な経験・・まだあたまの中がぐるぐるしてるけど、宝物のような時間でした。
パリにいながらも一連のできごとは自分とは関係のない世界のように感じていた最初の2日。偶然目にした光景、その後の気持ちの変化、街の人たちから感じたこと。今回のパリは時系列に綴ろうと思います。もちろん主目的だった買い物やグルメのことも!
パリに向かったのは風刺週刊誌シャルリ・エブドへのテロ2日後、9日(金)。5時すぎに起きて7時のユーロスターで出発。
準備に追われていたのと前夜遅くまでバレエを観てて(2015年バレエ初め:English National Ballet 白鳥の湖)、このテロについては「そういうことがあった」と聞いただけで出発してました。まあゴンタくんも一緒だし・・「絶対大丈夫」(おまじないの言葉)
10時すぎにパリに着いて、お目当てのビストロランチのためにモンマルトルへ行ったら、そこら中のお店のショーウィンドウやドアに "Je suis Charlie" の張り紙・・「ちゃーりーってだれ??」とのんきな私たち。
お店の人にきいてわかったけど、なんでそこで "Je suis Charlie" なのか・・。Non Terrorisme とか Liberte d'expression (表現の自由)ならわかるけど、そんなこと表明してこわくないのかな。

モンマルトルではこの張り紙をしてるお店のほうが多い印象
予約必至の人気ビストロ、私たちは突撃でカウンターにギリギリすべりこみました。温泉卵をつかった前菜が神におもえました。牛肉の赤ワイン煮込みも。すべてが繊細で、おいしかった・・!
*こちらは「おいしいパリ」シリーズであらためて
ランチのあとゴンタくんが携帯をチェックして、犯人が郊外の印刷会社でたてこもっていると知りました。この時点では正直、自分たちにはあまり関係ないと思ってた。

食いしん坊通り(マルティーユ通り)のSebastien Gaudard セバスチャンゴダール へ行くと入り口で鉢合わせしたゴダール氏がドアをあけてくれました。
ピスタチオとアーモンドのケーキを買って、サロンドテが併設されてないので近くのカフェへ。(このカルティエはけっこうカジュアルで、コーヒーと一緒にこれ食べたいんだけどいい?と最初に聞くといつも全然OK。有名店なのでまわりのカフェのオーナーもわかってるってかんじ)
パッサージュ・ヴェルドー、パッサージュ・デ・パノラマ、パッサージュ・ジュフロワを歩いてオペラ地区へ。メトロだとわかりにくいけど、歩くと意外と近いモンマルトルとオペラ。

オスマン大通りを歩いているとサイレンとともにパトカーと警察のボックスカーが7台くらいすごい勢いでオペラ方面へ走っていって、
ゴンタくんがすぐさまYahoo Newsをチェック、ユダヤ系食品店での人質たてこもり事件を知り
(一般人も巻き込まれててしかも犯人が別だし、ちょっとこれは・・)
そろそろ両親にも今パリにいること言ったほうがいいかなと(おそいだろ)
「いまパリやねんー でも私たちは絶対大丈夫だからね!むしろ私は自分のほうがこわいからそっち気をつけるわ。」
「その分析 正解!!何かに夢中になって忘れ物とかしないように祈っとくわ~」(母)
なんてやりとりのメールを交わし
* 過去の経験から何をしでかすか自分でもヒヤヒヤです
オペラ地区は観光客が多いのでむしろ安心かなと思いつつ(テロよりスリまたは自分自身のヘマに注意)ギャラリーラファイエットやプランタンをさらっと。でも個人的には買い物はル・ボンマルシェがすきです。
そのあとコンコルド広場へ

夕焼けがとてもきれいだった
紫に染まる空をみながら、命をかけて信念をつらぬいた方々のことをかんがえていました。他人の宗教に敬意を払わず風刺するのは私は "Non" ですが、政治・経済・貧困、環境、、ユーモアや毒をまじえて風刺という手法で問題提起してきたシャルリ・エブド。
(それにしても・・暴力ではなくて、愛やおもいやり、精神力で Make a change ひいては世界を変えること、あきらめちゃいけないですよね。日本はそういう姿を世界にみせれると思ってます)
コンコルド広場にこの時期だけ観覧車が登場していて、ふだん見ることのできない景色がみれました。感動してはしゃぎまくりました。10ユーロで3周したかな。
夜はパンテオン近くのビストロ Les Papilles で。クルトン、栗、かりかりベーコンが乗ったお皿にあつあつのパンプキンスープをかけて。鍋ごときたメインの煮込み料理、チーズにデセールも。たべすぎた一日。



食後のブルーチーズ(胡麻がいいしごとしてる!)
じつは、本当はロンドンに戻ってから「じつはパリにいた」と書くつもりでした。帰るまで何がおこるかはわからないし、あまり心配もかけたくないし。
それが途中でおこった気持ちの変化と、リュパブリック広場のデモの翌朝、メトロで手にした2つの新聞をみて「そうか、それでいま私はパリにいるんだ」と腑に落ちて
前回の記事(いまパリにいるということ)を書いたんです。
* アパルトマンの机の上と朝食のカフェでのフォト。その後サイズを大きくしたので、絆創膏はったパリに♡が溢れてるの、わかるかな。「世紀の大行進」の一面とこの絵、わたしの宝物です

ピスタチオのクレームブリュレにキャラメリゼしたナッツ。危険なくみあわせ
ところで・・みなさんご存知のとおり「リスク」に敏感で慎重なゴンタくん。
ふだん抜けまくってるくせに(夏のかばん事件/去年2月のショックなど)「こういうとき私は絶対大丈夫」と根拠のない自信にあふれる私を置いて帰るの、相当心配だっただろうとおもいます。
別れるときちょっと不憫でした。私から心配されたくないとおもうけど。笑

こちらも観覧車より。右手がシャンゼリゼ通り、奥にちいさく凱旋門
つぎはわたしたちの意識を変えた土曜日のできごとについて・・

