さよなら、おじいちゃん | おいしく、楽しく、美しく!

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自分らしく豊かに生きる。心と身体の調律
Private Salon
Le Papillon Bleu




R.I.P. to Mr. Collins


一度だけ会ったことのある、フラット上階に住む87歳のおじいちゃん。定年まで小学校の教師をしていて絵を描いたりピアノを弾くのがすきで、クラッシック音楽と子供を愛するラブリーなおじいちゃん。

私たちが来たころには痴呆症で何がなんだかわかっていなくて、車いすで外にも出れないし、お話することもできなかった。住み込みでお世話をしているPamにはじめて紹介してもらったとき、すごーく嬉しそうな顔をして愛情たっぷりの握手をしてくれて、なぜか感動して泣きそうになりました。

ちなみに家の中はまるでアーティストの館、すてきな装飾に目がとびでそうだった。

自宅の自分のベッドで死にたいと病院に入るのをずっと拒否していたそのおじいちゃんが、先週末に静かに息をひきとったと今朝知りました。痛みもなく、眠りながらの安らかな死だったそうです。

よかった。 人生の最後の日々を、だいすきな家で苦しまないで過ごしてくれたらいいなあといつも思ってました。 望んでたとおりの最期が迎えられて、ほんとによかった。そう思ういっぽうで、なんでかわからないけどとてつもなく寂しくて、、 声をあげて泣いてみたけどまだ足りなくて、ここに書かずにはいられない自分がいます(苦笑)

一度しか会ってないのに、ふしぎです。

(痴呆の症状で夜中に大声をあげたりして、真下だった我々の寝室を別の部屋に変更・・ってこともあったんですけどね。でもラブリーおじいちゃんだからなんでも許せちゃう。笑)



たぶん、森のあるこの街をおなじように愛して、森のそばの同じフラットを選んで、古い建物で天井が薄いから物音や声もまる聞こえだし(ほんとびっくりするくらい聞こえます)、勝手に近しく感じていたんだろうなあ。

お医者さんが注射するのをいやがってる声がきこえては、がんばれーおじいちゃんーと思ってたり、3月のお誕生日に上からハッピーバースデーの歌声がきこえてきてキッチンで一緒に歌ってパチパチしたりとか。

それにしても、眠りのなかで痛みもなく、窓辺のじぶんのベッドで最期をむかえられるなんて、最高にしあわせですよね。しかもこの森のそばのフラットで! いま私メソメソしちゃってるけど、天使になって車いすから自由になって、天国でピアノ弾いたり絵を描いたりクラッシックを大音量でかけたり子供と遊んだり好きなことできるね、おじいちゃん、そう思うと、にっこりです。

おじいちゃん、何にかはあんまりよくわからないけど(笑)、ありがとう♪ 存在そのものにありがとうなんだろうなあ。なんだか愛おしい存在だったのです。





そういえば、フラットの共有の廊下の壁をあかるいイエローにしたり、ターコイズグリーンの素敵なタペストリーを飾ったり、アンティークの椅子を置いたり、ぜんぶ、元気だったころのおじいさんによるものなんです。 家探しの内覧で建物にはいったときのファーストインプレッションが「この壁のいろ、この感じ、すき!!」でした。古くてちいさなフラットなんですけど、いいな、と思った。

しかも、おじいさんが廊下に飾ってた絵が、「ここだよ」と耳打ちしてくれたんだった。

家が決まりました に書いていますが、ふしぎな偶然、私にはサインとしか思えなくて、迷いなく即決でした)





今日は先週のパリフォトレッスンの写真と美味しかったリンゴタルトのこと書こうと思いながら森&クロワッサン散歩から帰ってきて、階段で出会ったPamからおじいさんのことを聞いたのでした。 フォトはすべて、レッスン中におとずれたサンジェルマンデプレの教会から。

同じ教会で撮ったフォト、震災の年の記事にものせていました。パリに来るたび訪れてるかも。好きなんです、ここの雰囲気。

停電。おもうこと
とくべつな、今年の七夕





Funeral Service (お葬式)にも出席させてもらいたいな・・。ありがとうとさようならを言いたいな♡ 天国のがーちゃんとあそんでくれないかな? 天国ではなんでも可能なはず!


土曜日は「イギリスの秋には赤がないねん」という私にモミジをみせようとゴンタくんが往復5時間運転してくれました。ありがとうー>< 日本のモミジをみれたんですよ。うれしかった!写真のせますね。

日曜も月曜もバレエのレッスンにいって、今夜は結婚記念日にドレスリハーサルをみたロイヤルバレエの本番を観てきます。 ここ連日かいていた身体のこともあり、生かされてるってありがたいなとしみじみ思う。そう思えることもありがたいです。感謝1000倍の日々であります ぶーぶー