
先週ドレスリハーサルを観た、英国ロイヤルバレエ団のジゼル、本番をみてきました。
マリアネラ・ヌニュスのジゼル。第一幕では純粋ですなおな村娘の愛が伝わってきて、狂乱から死に至る踊りではその演技と迫力に圧倒された。第二幕の現実離れした軽さ、壊れそうにはかなげで美しい踊りはまさに「精霊」そのもの。
バレエは背中で踊る
と聞いたことがあるけど、精霊の踊りをみているときにふと あ、こういう感じなのかな と思った瞬間が。
ヒントになったのは
ロイヤルバレエ団元芸術監督 モニカ・メイソンが、精霊の踊りの指導で言っていたことば。
You are listening as well as you are looking. So it's not just a look. You are "at presence".
She never stops listening. She's not just doing the steps, she "exists" the whole time. There's eyes, and there's all her senses.
つねに耳をそばだてている。すべての感覚を使って、そこに存在している。
群舞をよくみていると、すべての感覚をつかって踊っているダンサーと、その感じが薄いダンサーもいるような気がして、それと「背中で踊る」ということが、なんとなく繋がって・・(わたしの勝手な感覚ですが・・)

ヌニュス、ほんとに素晴らしかった
先週のタマラ・ロホは、ゆっくり伸びてゆく脚が何かを語っているようにみえたり(ちなみに何を言ってるかまで受けとる余裕はなかった。笑)、コンセルトヘボウでの演奏会では、なぜか自分が天国に行くときの情景が目に浮かんだり
圧倒的なレベルのものに触れることで、眠っていた感覚(受けとる感性)にスイッチがはいって、一度そうなると、その後の経験が変わるような気がしました。
もちろんそれまでに、いろんな感じ方があるとどこかで読んだり聞いたりしていた準備運動的なのもあったとおもいます。
「すばらしい絵を観ると音楽が流れてくる」なんていう友人がいて、「わたしもそんな風に楽しめたら素敵だなあ」なんて思ってた。コンセルトヘボウでの体験は、その友人の言葉が扉をひらく鍵になったような気がしています。
芸術、というと高尚なひびきがするけど、感じるスイッチは、みんな持ってるんだと思う。だって、子供ってみんな芸術家だし、子供の頃はなんでも自由に感じて表現してたはず。
いつのまにか、大人になるにつれ眠ってしまう感性があるんだろうなあ。
私も、美術館が苦手な人でしたからね・・ 絵なんて、何をどう感じていいのか全然わからなかった。
(最近の友人には相当驚かれますが、↓ このあたりに書いてます)
わからなくていい
でも、興味をもって心をひらいていたら、ドアはひらく(スイッチは入る)んだなって思います。そのきっかけが何になるかは、人それぞれ。
私は写真がすべてのきっかけでした。One thing leads to another で、絵画、音楽、バレエ鑑賞、ひいては踊ること(バレエの効果)、歌うこと(ボイストレーニングを受けて)、とたのしいことが増えてきた。うれしいな。ありがとう。
絵画やクラッシック音楽、バレエ、オペラ、うーんなんだか難しそうと感じる人も多いかもしれないけど
なにがどういいと理解とか判断するんじゃなくて「ただ感じる」ことは誰にでもできるから、そしてそれがすべてだと思うので、機会があったらぜひ足をはこんでみてくださいね。

あたらしい扉がひらくってたのしい!
(その先にまたあたらしい扉があったりします)

いましかできないこと
コンセルトヘボウのふしぎ
歌うことは笑うこと
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今日はこれからまた英国菓子調査にくりだします!