
(2011年秋のパリから)
ライブビューイングでのバレエ パリ・オペラ座へようこそ「ドン・キホーテ」を 渋谷 Bunkamura ル・シネマで観てきました。
英国ロイヤルバレエ団のですっかり映画館でみるバレエにはまってましたが、パリ・オペラ座のバレエも観れるなんて~♡ これを皮切りにバレエやオペラの演目をいくつか全国で上映するようです。
ドン・キホーテは初めて観たのですが、とても人気のある演目。私はバレエを楽しんだ以上に、心に残ったことがありました。
主人公キトリを踊っていたのは、オペラ座のエトワール、ドロテ・ジルベール。
容姿端麗でいてフランス女性らしいコケティッシュな魅力がある彼女、震災後に仙台と石巻で子供向けにワークショップをしていたり、きっと温かいハートを持つ女性なんだなあ、舞台で踊る姿をみてみたいな・・と思っていました。

技術的なことはよくわからないけど、ドロテのキトリは人を惹きつけるcharmにあふれていて、踊りだけでなくキャラクターも含めて人を魅了する、彼女らしいキトリだなと思いました。
たとえば、超絶技巧もりだくさんな第三幕のグラン・パ・ド・ドゥ。「うわ、大丈夫!?」とヒヤヒヤするところもあったけど、見せ場でぐらついても、チャーミングな笑顔と愛嬌で吹き飛ばしちゃう。
それがかえって、観客の心を掴んでいたような気がする。
・・少なくとも私の心はそう
時間が経つほど、そこがいちばん刺さってたんだと気づきました。そうか、それでいいんだって。(ちなみにバレエ的には第二幕のジプシーの踊りや夢の中のシーンが好きでした)
世界のトップレベルのダンサーでも、本番で教科書みたいに完璧に踊れるとは限らないし、でもそれを補う魅力があって、これが私のキトリよ!と堂々していて、キトリを楽しんでいる。「キトリ役」に自分が負けてないっていうのかなあ。
プロとして舞台に立つのだから、もちろん完璧な踊りをめざしているでしょうけど、そのことに負けはしない。(そこに負けてたら、こわくて映像化とか無理でしょうね・・)
技術的に隅から隅まで完璧でなくてもいいんだ、ちゃんとキトリになれるんだ~ って私がなる予定はとくにないけど(笑)勇気をもらったのでした。
逆に、技術は完璧でも心が見えてこない踊りのほうが、見てるこちらも心が離れてしまって、他のこと考えたりしちゃうんです。生で観ていても・・(じつは この公演でそう感じた外国人ダンサーがいた)
今回ご一緒したのは、わたしのバレエの扉をあけてくれた公演をご一緒したお姉さまでした。1年前にバレエをはじめてからはお会いできてなかったので、ポワントまではいてるなんてーもうびっくり、と喜んでくれました。といっても立てるだけで踊れてはないですが・・(からだのふしぎ(バレエ10ヶ月))
チャーミングなドロテの踊り、今度はほんとにオペラ座で観たい♡

変わることは、自分らしくなること (12月の撮影より)
この女の子が踊っていたのがキトリです♡ 彼女も、完全にキトリになっていました。すてきだった。