パドックの客の様相が本当に変わってしまった。
それとパドック歩いている馬を見ていると、最近の厩舎人はやたらと馬に矯正馬具着けないと歩かせることも出来ないのかと思ったな。
某水色の厩舎カラーのところは、新馬に何気にチェーン噛ませていた。
確かに追いきりで右(ではなく左)にモタれるところはあるが、パドックでは全く大人しく歩いていた。
どこにそんな矯正する必要があるのかなって思ったな。
まだうまく言う通りに動けないのと、暴れて仕様がないのは全く違う話。
追いきりはどう見ても助手の技量不足にしか見えないし、馬が悪いわけではない。
今、手前の出資馬であるノーシーリングが右にヨレるというか、真っ直ぐ走らない傾向があるが、こんなものは時間をかけて修整してから出せば良いだけ。
だから堀内さんとこは一生懸命やってくれてます。
それと同じように馬を御すのに不安があるなら、なぜ丁寧にやらずに新馬戦に出してくる?
結果、人気背負ってまともに走れず惨敗。
これを見るにやはりあの厩舎は、全体的に意識が低いのだと再認識しました。
それと、パドックというのは下見所であると思うのだけど、なんでアイドルオタクみたいのがウヨウヨしてるんだか。
カメラオタクはもうずいぶん昔からいるから気にすることもないかと思ったが、競走馬を応援する雰囲気というよりなんか子供の運動会を見に来てるような、あるいはそれ以上な感じなのもいて、物凄い違和感があった。
だから自分達みたいなオッサンが、新馬だからとしっかり馬を見てあれこれと話していると、それが不愉快なのかその場から離れる人が結構いる。
申し訳無いが、こちらは手前の出資馬にしろ自分が評価した仔にしろ、あるいは新馬で初めて見る馬がどんなか、あるいは扱いはどうかとか真剣に見に行っている手前、仲間にキチンと説明する必要がある。
昔は知らないもの同士でも、隣り合った時にそうやって情報交換したものです。
しかしそうやって話をしていると、まぁホントに邪魔者扱いですよ。
聞きたいけど、あの人達はパドックで何をしてるのかな。
あ~、この馬はこんなハミ使ってるのかとか、それで誰が乗るのかとか、爪がこうだからこの馬はこんなだなとか、顔見てどんな感じかとか、歩きは、姿勢はとか、そんなのは見ている様子がないんだけど。
自分からしたら、やたらとスマホで写真だか動画撮りながら、真剣に見ている人の邪魔になるような行為をしている方がよほど迷惑行為であって、あのわずかな時間の間にチェックするところはたくさんあるので困るのだよね。
いつだったか、なんか未成年みたいな数人のグループが行きなり前を陣取ったと思ったら、一斉にスマホを高く上げて撮影始めた。
動画だからなかなか下ろさない。
それでなに言うかと思ったら、馬可愛い。だって。
視界を遮られているこちらは、ホントにいつスマホを下ろしてくれるんだかと思いながら我慢していました。
競馬は運動会じゃないし、ましてやコンサート会場でもない。
馬は走ることを教えられて、パドックは心理的に可愛い状態ではないです。
これは全く、大袈裟に言ってる訳ではありません。
それ見て可愛いとかさ、ちょっと自分には分からんです。
放牧地でノンビリしている馬が可愛いなら、凄く良く分かりますけどね。
競馬ファンの多様性と言えばそれは間違ってはいないけど、あまりに知らないのもね。
でも、もうあまりパドックには行かない事にしました。
脚の先から尾っぽまで、本当はしっかり見たいです。
でも邪魔とか迷惑ジジイ扱いされてはね。
切り口変えたら、迷惑してるのはこっちなんだけど。
景気の後退局面はきているし、その時にはまた競馬に飽きてファンも減るだろうし、そうしたらまた変わってくる。
それまでは仕方無いと思いました。