この馬は現状、身体をうまく使えてないから急加速は出来ないんです。


だから前走でもったいつけていた横山和生の乗り方では、それは負けてしまう。


上がりの脚も速くないし、全体時計で一秒も今回より遅かったのは、横山和生がカピリナの現状での力を発揮させてあげてないからなんだよね。


同じような負け方に見えて、実は全く違います。


戸崎はこの特性を知っていて、前走では敵の馬に乗って差してみせたわけです。


まぁ、これから芯が入ってくると加速についての改善が見られてくるので、さらに時計も速く走れるし強くなります。


ダート馬の良い点は、この成長の遅さにあります。


どんどん強くなるから、これがまた面白いわけです。


キングズソードはその典型で、あれもまだ強くなる。


しかしカピリナは、今後の事を考えるともう一つ勝っておきたかった。


マイネルフランツ同様にね。


騎手にしたらそんなに気にもならないだろうけど、馬の競走寿命は短いし走る数は限られてるから痛手だね。


まっ、もう少し成長して芯が入るのを楽しみにしてます。


現状で東京千四を1分24秒1で走れるなら、ゆうに準オープンクラスに匹敵するからね。


だからこの馬について、ちょっと走ったからって良くやったねなんて言ってる場合じゃないんですよ。


もっと上を見て応援しましょう。