蟻洞は爪が伸びてこないと解決つきませんから、これで来春までは復帰出来なくなりそうですね。


これはラッキーだった。


でないと坂口智康は、仕上げて復帰させようとするでしょうからね。


これで基礎的な乗り込みを、あらためて冬場にしっかりしてあげられそうです。


要は不足していた基礎的な乗り込みを、吉澤さんでやってもらえるということ。


同じユニオンの出資馬でカピリナと言う馬がいますが、この馬は谷岡さんの方針でトラックコースを丹念に乗ってから、ようやくトレセンに入れました。


デビュー戦は、除外権利取る予定が抽選通って前倒しになって追いきりが足りてませんでしたが、基礎的な乗り込みを十分にやっていたので勝ち負けしています。


このように、とにかく育成で基礎運動をしっかりやることが競走馬にとっては一番重要。


ノーザンファームはこの点において、一日の長がある。


育成で資質がアップするなんてことは絶対にありません。

ダビスタじゃないから。


元からある資質を、出来るだけ発揮出来るように仕上げていく。

これが人間のやることですよ。


気性の問題やら体質の強弱でそれがなかなかうまくいかないから、資質を発揮出来ないでいる馬はごまんといるわけです。


どれだけ育成でこのあたりを担っていることか。


それをこれから乗り込んでいこうという時にトレセンに連れていっても、それは馬は仕上がらないです。


今回の事で筋肉や骨膜にどれだけダメージを生じてしまったか分かりませんから、しっかり乗り込んで戻ってきても力を発揮できるかは分かりません。


でも、少なくともやることはデビュー前と一緒。


地道に乗り込む。

それしかないですからね。


現二歳出資馬はマイネルフランツを筆頭にシアーエレガンス、カピリナ、グランテレーズ、カラフルメロディー、タマヒカル21なんてのもいますが、そのなかでもビターメサイアのポテンシャルは上位のものがあります。


しっかり力を出せる状態になって戻してやれば、すぐに成績は出してくると思いますから、春までじっくり待ちたいと思います。


あとはダメージが残って無いことを祈るだけですね。