まず、三歳が有利になった競馬であったのは間違いなく、それは正統派が古馬にはシャフリヤール位しかいなく、あとは大逃げとか前で粘ってナンボとか、あとはローカルスターみたいのとか、そんなのばかりだったからね。


それに比べ三歳はイクイノックス、ジオグリフ、ダノンベルーガと、一線級揃えてましたからね。


まぁ当然かな。


悪いけど一昔前だったらパンサラッサやジャックドールなんて、G1の舞台では単なる脇役でしかなかったような馬ですよ。


それが名を上げられているのは、古馬は相変わらずノーザンファームが使い分けなんかして賞金を振り分けてるからでね。

着拾いの結果がこれって訳。


シャフリヤールにしても次のジャパンカップが本線とか、そんな話が出ていたくらいですからね。


ところが、三歳はいよいよノーザンファーム独占ではなくなってきているから、適性を大事にした使い方になってきている。

その差が大きいのです。


イクイノックスが菊花賞出ていたら?とかいう人もいるんですけど、ぶっつけ本番でしかレースに使えない体調の馬が、今年の消耗が激しい三千では失速する公算が強かったという見方はある。


それだけじゃなくて、イクイノックスの脚が保たなかった可能性がある。


今日の天皇賞にしても、引き上げてくるイクイノックスは足元がおぼつかなかったのを見て取れたから、まだ分からんのです。


何らかの症状が全休日明けの火曜に出たっておかしくない。


だから、天皇賞参戦を早々と宣言していたのは正解な訳です。


このあと、ジャパンカップはシャフリヤールに勝たせたいと思っているようだから、イクイノックスは脚の事もあるし出てこないよね。


キタサンブラック産駒は中距離で真価を発揮するタイプで、長距離適性はそんなではありませんよ。


クラシックディスタンスと長距離というのは、もう適性としては違うのです。

ローカルの長距離で走っても、それもステイヤーとしてはちょっと違うんだよね。


それからジオグリフはちょっと厳しいかな、もう。


もっと短いところにシフトした方が良さそうですね。

府中の二千は長いと言うことは、本質はマイラーじゃないかな。


喉の件はどうなったんだろ?

この馬は喉なりの兆候があったんだよね?


それもほんとは、影響があるのかもしれない。


それからダノンベルーガは相変わらずトモの歩様が左右で違っていて、これはもう治らないね。

そうなると右回りは極力避けるでしょう。


使うはずだった神戸新聞杯を飛節後腫で使えなかった経緯もあるから、ホントにイクイノックス同様、油断は出来ないですね。


今回の本追いきりは軽めにしたところを見ると、この馬は次のジャパンカップが本線でしょう。

そこでシャフリヤールに勝てるかどうか。


ノーザンファームはね、

ここに出てきたダービー上位組とか言っても、そのじつは爆弾抱えているのが実情ですからそれはもう大変だと思いますよ。


凱旋門賞から帰ってくるドウデュースが一番、そういう意味では体調不安がないので、あの馬がどういう使い方をしてくるかな。


海外志向の強い馬主さんだから、天皇賞春とかは考えないだろうな。


なにはともあれ、今年の三歳はレベルがどうかと思いましたが、ここまで来てみたら古馬の層が手薄になったタイミングもあって通用するレベルにあるね。


古馬は休んでいるエフフォーリアが爪を治して復活出来るかどうかですからね。


でも、最近の社台ファームの勢いを考えたら、ノーザンファームもこの馬をちゃんと治して復活させてくるとは思いますね。


G1レースが三歳混合になったこの秋から来年は、ホントに面白くなりそうです。


ちなみにパンサラッサとかは来年、春の天皇賞とかに出てきてハイペースにしてくれないかな?


ハイペースの京都の天皇賞なら、ボルドグフーシュのスタミナと末脚がフルに活きるんだけどね(笑)


適性が無いから出てこないけどね。


タイトルホルダーは連覇目指して出てくるでしょうけど、アスクビクターモアが追っ付けていくだけに、ボルドグフーシュは漁夫の利戦法で良いと思うしね(笑)


阪神と京都コースはまた違うから、連覇は簡単じゃないよ。


忘れてたけどジャックドール。

やはりモーリス産駒はこれが限界かな。


切れ味に欠けるから、G1では勝つのは難しいわな。


それとポタジェな。


これ、大阪杯はやっぱ、出来レースだったでしょ?

賞金配分レースみたいなさ。


ここのところ、金子さんとこが低迷期に入ってきていているからね。


結局は、ノーザンファーム独占に乗っかっていた一人でしかないから、社台スタリオンから主力の種馬がいなくなってノーザンファームの馬質が落ちれば、こんな感じになるわな。


今後はどんな馬を回すんだろ、この人に。

白毛一族だけでは、おぼつかないよね。


自己所有のアパパネにしても、繁殖ポテンシャルはそんなでないしね。


ノーザンファーム購買から牧場始めて自家生産にシフトした島川さんは、なんかスッカリ静かになってしまったけど、それがオーナーブリーダーの実情だからなぁ。


繁殖抱えるだけなら、大魔人みたいに近藤さんに繁殖譲られたらその繁殖が大当たりでしたみたいな、そんなこともあるし。


まっ、その大魔人。

またハルーワスウィートからグランヴィノスなんて馬が出てきて、良かったんじゃないの。

ハルーワスウィートが繁殖引退したら、この人ももう良い馬は所有出来ないだろうからね。


なんかすっかり天皇賞から脱線してしまった。


とにかく、この秋にG1走った馬が来年以降、どれだけ生き残っているんですかね。


とにかく、上り詰めたら生き残って順調にレースに使える事が大事。


ほとんどの重賞常連組は、何らかの症状は抱えているからね。


ボルドグフーシュだって今はまだ何もない健康体だけど、菊花賞はあれだけの消耗戦だっただけに、そして今後は使い方が厳しくなるのだから、いつどうなるか分からないですからね。


まっ、みんな無事に。と言いたいところだけど、長距離戦線は出来れば、少しでもメンバーが手薄になってくれたらなぁ(笑)