〜身体からのサインを傾聴する〜
養生生活案内人・今村葉子です
漢方の考え方って
すごく面白いな〜
と思うことが多いです
例えば
病気の原因となるもの(病邪)が
侵入してくる時
そう
風邪を引いたときを想像してみましょう🧐
病邪を泥棒さんだと思って考えると
すごくわかりやすい😃
泥棒がまだ玄関口にいて
鍵を開けつつある時だとしましょう
そんな時に発見したら大きな声で
ドロボー‼️
と叫べば泥棒は逃げていきます
風邪の初期がそれです
まだ体の奥深くまで
細菌やウィルスが入り込んでおらず
表面にとどまっているときは
汗をかけー‼️
熱出して追い払えー‼️
と叫んであげると
体の奥深くに入り込む前に
泥棒は逃げていきます
この叫んであげる役目をしてくれるのが
風邪などの場合は
葛根湯や麻黄湯になります
ほっほぉーん🤔
って感じ? しませんか?
表面にとどまった邪を
発汗させることで
追い払ってくれるんです!
しかし
泥棒が既にモノを取り終わり
出ていこうとしている時に遭遇したら??
この時も叫びますよね
ドロボー‼️
でも
この時に叫んでくれるのは
別の漢方
もう汗をかける表面ではなく
内部に来てるから
バシャっと水をぶっかけて
一緒に外に出しちゃえ!
ってなもんだい!
なんで江戸っ子?笑
という反応になります
これが下痢
内部で悪さをした奴らを
下痢便で出してしまうのです
こんな時は
大黄が入った漢方を使います
そして
表でもない
裏でもない
中間地点の時
そう
泥棒が引き出しやらを物色して
アレコレ触ろうとしてる時
こんな時に叫んでしまうと
危険です⚠️
下手に暴れ出すと困っちゃう💦
ここは和解策で臨むべきところ
なだめたり諭したり
少しのお金を渡して出てもらったり
とにかくおとなしく出ていってもらいたい
病気の場合は
既に侵入している真ん中なので
追い出す手立てがない
だから和解して体の内部で
おとなしくなってもらうしかない
ここで使うのは柴胡剤という漢方
2000年前の昔々
まだ組織の名前もわからず
病気の名前もわからない頃から
このような考え方で
「病邪が入ってきたら
このように対応するのですよ」
と書かれた古典は
今も輝いています🌟
何千人もの病人たちを観察して
まとめあげた書物は
最高の統計学となり
今も治療に役立っている
それが漢方です!
西洋医学にも良き点もあるし
東洋医学にも良き点があります
両者をうまく使い分けて
健康に暮らせたら良いですね😃
最後までブログにお付き合いいただき
ありがとうございました😊