平成23年式 MB E350ブルーテックAV、ATF交換の依頼をいただきました。
走行距離は約77,000kmです。
3枚のアンダカバーを外してドレンアウト。
オーバーフローを兼ねているのであまり抜けません、約1.5L。
特殊工具でフローパイプを打ち抜きます。
これでも約2.4L、総容量は約9Lです。
通常はこれで抜き取りは終わりですが、このミッションはトルクコンバターにも
ドレンがあるので、そこからも抜き取ります。むしろこっちが大量に抜ける本命。
細く長く出てくるのでわかりづらいですが、この状態でしばらく待つと
合計で6Lほど抜けました、経験則ではもっと抜けるはずなので
かなり減っていたのかもしれません。
コンバーターのドレンプラグはシール付きなので、新品交換して締付。
アドブルー配管配線が少し邪魔になりますが、オイルパンを取り外し。
オイルパン内部はこんな感じ、緑の部品は打ち抜いたフロープラグです。
オイルパンを洗浄して磁石を清掃、新品のフローパイプとガスケットを取り付けたら
オイルパンの準備完了です。
ここからはオプション作業のバルブボディ脱着洗浄します。
バルブボディ内部に残っているフルードを可能な限り排出。
ソレノイドバルブを外して洗浄。
コネクタ部のOリングを交換。
取付のアルミボルトは再使用不可なので、新品のボルトで仮止めした後
指定トルク締付から、指定角度締付。
綺麗になったバルブボディを取り付けて、新品のストレーナーを取付。
オイルパン取付ボルトも再使用不可なので、新品のボルトで指定トルク&アングル締め。
通常の方法ではトルコン太郎を接続出来ませんが、マル秘方法で接続。
新油初期補充した後、圧送交換スタート。
すでにかなりの量が入れ替わっているはずですが、油路の汚れを流してくるので
真っ黒です。
フルードレベル調整油温にしてから、オーバーフロー調整で完了です。
同時に依頼を頂いていたエンジンオイルとエレメントの交換。
アンダカバーをつけるとオイルパンドレンにアクセスできないので先に抜き取ります。
さらに同時に依頼を頂いたブロアモーターの交換。
こちらは保証付きの優良社外品での対応です。
ありがとうございました。
おまけは
草刈り機にロイヤルパープル(/・ω・)/
ヤリスのコーディング。
エアコンリフレッシュいかがですか?