ミニキャブのオーバーヒートとヤリスハイブリッドの車高調整 | ヤマグチモーターサービス

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近隣GSからの依頼で入庫の三菱ミニキャブ。

オーバーヒート修理の依頼で、ヒーターホースが裂けて水漏れしてたので

ホース交換して冷却水を注入、エンジンスタート。

 

静止画ではわかりずらいですが、シリンダヘッドとブロックの間から冷却水が漏れています。

残念ながらオーバーヒートによりシリンダヘッドが歪み、ガスケットが抜けたようです。

 

 

高額修理になりますので、年式走行距離からも諦めるのをお勧めしましたが修理をとの事。

他にも影響が出ていて、追加整備が必要になる可能性も説明し作業を進めます。

 

 

どんどん外して行き

 

 

シリンダヘッドが降りました。

その昔、私がこの仕事に入った頃はスズキF5エンジンのヘッドが内部クラックで

オイルを冷却水が混ざるというのが頻発し、かなりの数のヘッドを降ろしましたが

最近はとても少なくなった作業です。

 

 

歪んでしまった面を研磨して平らにする面研作業を外注して1泊2日で帰ってきました。

 

 

作業性抜群の今のうちにカムシャフトオイルシールを交換しておきます。

 

 

載りました。

 

 

エンジンブロックとの結合は締め付けトルクと順番を確認して、トルクレンチで管理します。

 

 

ウォータポンプとタイミングベルトも交換。

 

 

元通りに組みあがって、冷却水注入後、アイドリングで放置していると

水温が上がりすぎます。水漏れ以外にもオーバーヒート原因があるようです。

点検の結果、ラジエータが詰まっていると思いますので降ろします。

 

 

これは酷い。

 

 

ラジエータを交換後、再度クーリング点検。

電動ファンは回るものの、回らなくていい時に回る事がある。

ファンコントロール水温センサー、カプラー破損で接触不良。

 

 

リペア。

 

 

これで完了かと思いきや、カチっと入らない。

 

かなりわかりずらいですが、水温センサーの樹脂部がオーバーヒートで溶解変形。

 

 

交換して、アイドリング放置から、走行負荷テストをして完成です。

 

 

先日ホイールを入れ替えたヤリスアイブリッド。

 

 

タナベの車高調整式サスペンションを組みます。

 

 

四輪の高さを測りながら、何度か脱着を繰り返しで完了。

ここは接地状態で締め付け。

 

 

低すぎますかね?