京都国立博物館210620 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。


の続きです。

 

福田美術館を出た後は、JRで嵯峨嵐山から京都駅へ移動。京都国立博物館まで徒歩20分。歩くのとバスに乗るのとどちらが早いか、微妙なところでした。

 

 

鴨川の西を流れる高瀬川。慶長15年(1610)京都大仏殿の造営にあたり、物資運搬のために造られた人工水路で、大正9年(1920)頃まで使われていたそう。

 

 

七条大橋はとても静か。

 

 

曇り空で鴨川の水が灰色っぽく見えました。

 

 

午後3時過ぎ、京都国立博物館に到着。

 

 

今回見たのは「オリュンピア×ニッポン・ビジュツ」。古代ギリシアのオリンピックに絡めて、京博所蔵の名品を見るという面白い企画です。

 

 

閉館まで2時間を切っていたので、3階展示室はスルー。2階と1階のオリンピュア展に絞りました。

 

 

筋肉隆々の仏像や戦の場面を描いた絵巻、刀や武具の展示はもちろんのこと、勝者の肖像や祝杯に使う器の展示があったりして、目から鱗です。

 

 

雲が立ち込めた空の下で。ロダンの彫刻がいつもに増して、何かを思案しているように見えました。

 

 

オリンピュアの話はまた後日。

 

 

京都駅を目指して、対向車線沿いを歩きました。

 

 

屋外での飲酒が問題になった鴨川。最近は警察の取り締まりも厳しいのかな。

 

 

一本西は七條橋。

 

 

高瀬川に架かる橋です。

 

 

京博5回目の訪問にしてようやく、京都駅まで地図無しで歩く方法を見つけました。

 

 

せっかくなので、美術館「えき」に入館。

 

 

ここでは、高砂香料工業のコレクション「香りの器」を見ました。

 

 

せガラス金彩草花文香水瓶(19世紀)

 

 

七宝花鳥文香炉(明治時代)

 

 

マーブル文長頸香油瓶(1世紀)

 

 

ドーム兄弟《百合文香水瓶》(1900年頃)

 


古今東西200点の器は詳しい解説付きで、とても見応えがあります。

 

 

たまたまですが、大階段のイルミネーションが、昇りも下りも三千院のあじさいでした。

 

 

最後に立ち寄ったのが、駅構内の売店。あまり時間がなく、パッと目についた「辻利の京らんぐ」を購入。10枚入りで1,400円にはびっくりしました。

 

 

「京らんぐ」は、泡立てた抹茶にホワイトチョコの味がする不思議なクッキー。一度食べると病みつきになります。