遡って6月5日(金)のハイキング。
三宮から市バスに乗り、護国神社前で下車。
折角なので立ち寄りました。
境内のあらゆる所に、戦没者の慰霊碑が建てられています。
社殿には、兵庫県東部(丹波・摂津・淡路)ゆかりの戦没者53,257柱が祀られているとか。
手水鉢は、社殿再建時の昭和34年(1959)10月吉日に、地元の婦人会より奉献されたもの。
出た所に徳川道の説明板がありました。
徳川道は大名と外国人の衝突を避けるため、幕末に造られた迂回路。
石屋川を起点とし、灘区の各村を通って杣谷を越え、北区や西区を経て大蔵谷へ通じる34kmの道です。
かつて護国神社辺りは村と山の境目だったそう。
東へ一本ずれた道に入りました。
ここは長峰坂。長峰中学校の通学路で、神戸市内屈指の急坂です。
この坂を毎日歩く中学生は、さぞかし健脚なことでしょう。
長峰坂を上りきった所で道を曲がりました。
梅雨入り前でしたが、結構水量があります。
杣谷峠まで2.5km、標準で90分程かかるそう。
登山口に入りました。
石段を昇った後は歩きやすい平坦な道。
指示どおり急な階段を登りました。
だんだん自然の道になっていきます。
長峰霊園が見えました。
先程正面から見た長峰堰堤を通過。
足元はゆるやかな山道。
途中道が途絶え、沢を渡ります。
対岸の道に取り次ぎました。
徳川道は一度も使われることなかった幻の道。
それにしても、この道を大名行列で歩くのも大変そう。
ハイキングコース図によると、現在の徳川道は穂高湖から桜谷分岐までを指すよう。
そして長峰霊園から杣谷峠への道がカスケードバレーで、摩耶山への道が山寺尾根。
先程の道標から数分の所に分岐点がありました。
つづく