宇治上神社 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 宇治神社から歩いて5分。宇治上神社に着きました。

 

 

 隣接するこれらの神社は、明治維新まで二社一体でそれぞれ離宮下社・離宮上社と呼ばれていたとのこと。

 

 

 授与所にあるうさぎのおみくじ。今更ですが、引かなかったことを後悔しています。

 

 

 拝殿は国宝。鎌倉時代前期に伐採された桧が使用された、同時代の優れた建物遺構との評価。

 

 

 そして清め砂。ここの砂は境内のお清めに特化しており、神の依代(寄り付くもの)としての意味合いは無いとのこと。

 

 

 また、この砂は9月1日の八朔祭で盛り、1年後の祭事で境内にまかれるらしく、土地の神様を鎮める効果があるとか。

 

 

 宇治上神社には一般的な手水舎は無く、それに代わって天然の湧き水(桐原水)で身を清めるという、今どき珍しい古式のスタイルをとっています。

 

 

  手水舎のそばにケヤキの木。樹齢330年ほどだと推定されるこの巨木。宇治名木100選に選ばれたご神木です。

 

 

 本殿も国宝。なんと!平安時代後期に伐採された木材が使われたという日本最古の神社建築!内殿三棟には、菟道稚郎子皇子と応神天皇と仁徳天皇が祀られています。

 

 

  学業成就の御利益に注目の集まる神社ですが、厄除開運のパワースポットとしての色が濃い神社でもあります。

 

 

 かつて本殿があった事を示す岩。現在崇敬者の間では「天降石」「岩神さん」の愛称で親しまれていて、願かけのスポットになっています。

 

 

 たくさんの小石が積まれていますが、これは全て参拝者が積んだ石で、落とさずに積むと願いが叶うとか。上になるほど成就は難しそう。

 

 

 春日社など全ての末社に、水と商売繁盛にまつわる神様が祀られていて、金運アップの御利益を得るには、それらもくまなく巡拝すると良いようです。

 

 

 宇治上神社を出て、恵心院への道を歩きました。今日はここまで。次に続きます。