境内を歩きました。
不動明王が仁王立ちしていることから、不動水と呼ばれている霊泉。生温く初夏の訪れを感じます。
頭は老翁で体は蛇という宇賀神像。財運・金運の神で、頭を撫でると財運がつくとのこと。一度見たら忘れられない縁起物です。
本堂前には、狛犬でなくて狛兎。兎の抱いた球の中にある卵が立てば昇運がつくとかでやってみましたが、失敗。
勝運にあやかるため、宝勝牛が口の中に含んでいる石の玉を撫でました。
これらの縁起物からして、この寺は勝負事に御利益があるようです。
本堂の隣に阿弥陀堂がありました。
少し離れた所に鐘楼。
そして三重塔。境内は小さくまとまっています。
また、ここは源氏物語宇治十帖「浮舟」の舞台になった所だとか。
社殿によると、宝亀元年(770)、光仁天皇の勅願により千手観音菩薩を祀ったのが始まり。
もともとここは大物主命・熊野樟日命・手刀男命の三神が祀られていて、「三室(御室)神社」と呼ばれていたそう。
承和7年(840)、三室戸寺を創建した智証大師が、十五神と三神を一緒に祀り、十八神社に改めたとか。
与楽苑は、「昭和の小堀遠州」と称えられた中根金作が、平成元年(1989)に作庭した庭園です。
石垣庭園は、石組みを鶴亀、蓬莱山に見立てた枯山水庭園。
そして、赤いノムラモミジが彩りを添えている池泉庭園。
ここは紅葉シーズンが良さげ。特に石垣庭園は緑一色で残念でした。