先日の続き
白壁が美しい姫路城。別名「白鷺城」と呼ばれることから、市制100周年に当たり、平成元年(1989)にシラサギが市鳥に制定されました。
シラサギとは白いサギの総称。姫路城周辺で見られるコサギ・チュウサギ・ダイサギ・アマサギなどを指します。
他にも色々な鳥がいました。
モモイロペリカン(左上)、アオサギ(右上)、ユリカモメ(左下)、ウミネコ(右下)
オシドリ(左上)、ツクシガモ(右上)、アカツクシガモ(左下)、カルガモ(右下)
コールダック(左上)、コガモ(右上)、アカハシリュウキュウガモ(左下)、キンクロハジロ(右下)
こちらはツルの仲間、タンチョウ。北東アジアに分布。日本では北海道のみに生息。雑食性で昆虫、魚などの小型動物、穀類を食べるとか。
次はオウムとインコ。見分け方は、頭に冠羽(かんう)があるのがオウムで、無いのがインコ。どちらも木の実や果実を食します。
オオバタン
日本で古くから輸入されているオウム。インドネシア東部のマルク諸島のセラム島に分布。若いココナッツの実を引き裂いて、中の液を飲むこともあるとか。
シロビタイムジオウム
インドネシアのタンニバル諸島に分布。水辺のマングローブ林から森林地帯に生息する。
モモイロインコ
オーストラリア全土の内陸部に分布する。農耕地を荒らす有害鳥。名前はインコだがオウム科に分類されている。
キエリボウシインコ
メキシコの東部、中米太平洋から北西部のコスタリカに分布。その名の通り、首の後ろに黄色い帯状の羽根が生えている。
ベニコンゴウインコ
パナマからブラジルに分布。低地の森に生息し、つがいか小さい群で行動する。
ルリコンゴウインコ
南アメリカ全域に分布。川沿いの森や樹木の多い湿地帯に生息している。
飛べない鳥、ペンギン。
こちらは世界一周で有名な探検家マゼランが発見したというマゼランペンギン。南アメリカ大陸、アルゼンチンからチリの沿岸部に分布。動物園ではアジを食べている。性格は警戒心が強くて攻撃的。
そしてアシカ科に属すオタリア。
南アメリカ南西部や東部、フォークランド諸島に分布。胸のたてがみを持ったのがオスで、メスの約2倍の体重がある。メスは生後1〜2ヶ月で子どもを水中に誘導する。水中でも肺にためた空気で音を出してコミュニケーションをとる。哺乳類。
以下、哺乳類が続きます。
ホンドギツネ(イヌ科)
本州・四国・九州に分布する。雑食性でウサギやネズミ、昆虫の他に果実やトウモロコシも食べる。アカギツネの亜種で山林や平原、民家付近の林でオス・メス一緒に生活する。
ホンドタヌキ(イヌ科)
日本(本州・四国・九州)、中国や朝鮮に分布する。雑食性で小動物の他、果実も食べる。谷川や湖沼の広葉樹林、山地では谷合で岩があるような広葉樹林に棲む。日中は木の根元のくぼみやアナグマが捨てた穴の中で休んでいる。
ニッポンアナグマ(イタチ科)
本州・四国・九州に分布する。雑食性で小動物の他、果実も食べる。冬になると活動が鈍り、穴の中で過ごすようになる。母子からなる6~7頭の群れに、巣穴を共有。オスが加わり社会が構成される。
エゾヒグマ(クマ科)
北海道山間部に分布する。雑食性で動物園ではパン・野菜・果物・ソーセージを食べている。
ライオン(ネコ科)
アフリカ、サハラ南部以南で草原地帯から砂漠に分布。動物園では馬肉やニワトリを食べている。オスはタテガミがある。
ロバ(ウマ科)
北アフリカに分布。動物園ではニンジン・イモ・干し草などを与えている。馬より扱いやすく、使役用として世界各地で使われている。
グラントシマウマ(ウマ科)
アフリカ東部に分布。イネ科植物、草の葉や根、木の葉を食べる。縞模様になった理由は不明。だが、仲間を集める効果はある。
アミメキリン(キリン科)
エチオピア南部からケニア北東部に分布。野生では木の葉を採食する。長い首には7つの頸椎しかなく、約40cmの舌でからめ取るようにして高い所のものを食べる。4つに分かれた反芻胃を持つ。
このような遊び場もあって、小さい子向けの動物園でした。
しかし!敷地内に姫路城の遺構があるとかで、移転の話も出ています。
お城が見える動物園、いつまで存続するでしょう?そんな想いで城見橋からの景色を眺めました。