八大神社 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 詩仙堂を出た後、近くの八大(はちだい)神社に寄りました。

 

 八大神社の創建は1294(永仁2)年。京都一乗寺の氏神を祀った神社で、地元の方の信仰が篤く、毎年5月5日には氏子祭が行われます。

 

 祭神は素戔嗚命(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)、八王子命(はちおうじのみこと)。祇園の八坂神社と同じ神様を祀っているため、「北の祇園」と呼ばれています。

 

 都の鬼門に位置し、方除けや厄除けの御利益、縁結びや学力向上などの御利益もあります。

 

 境内には、1604(慶長9)年、宮本武蔵(1584-1645)が吉岡一門と決闘をした当時の、下り(さがり)松の古木が祀られています。

 

 武蔵は一乗寺下り松の戦の前に、この八大神社に立ち寄ったそうです。この後の散策は、武蔵の足跡を辿ることになりました。