荒牧バラ公園(原種と原種交雑種) | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 園芸品種のもとになった原種バラ7種。

 

 北海道から本州の山野でよくみられるノイバラ。いわゆる、日本産の野ばら。

 

 葉が山椒の葉に似ていることから、「サンショウバラ」と命名された。富士山や箱根を中心とした山地に生えるバラ。

 

 花びらの一方が欠けるのが、「十六夜(いざよい)」の月に似ていることから「イザヨイバラ」と命名された。サンショウバラの園芸品種。

 

 原種は春のみ咲く一度咲きがほとんどだが、この花は例外。中国原産のバラで、60日に一度の頻度で咲く四季咲きのため、「庚申(かのえさる→こうしん)バラ」と命名。

 

 江戸時代に大阪難波(なにわ)の商人が中国から輸入して販売したため、「ナニワイバラ」と命名。白がナニワイバラで、ピンクがハトヤバラ。

 

 ロサ・ポミフェラ。中央ヨーロッパから西アジアに分布。1771年に紹介された。葉が青りんごの匂いがすることから、「アップルローズ」とも呼ばれている。

 

 ロサ・ルブフォリアは学名で、ラテン語で「赤い葉」という意味。別名「ロサ・グラウカ」。原産地は中央ヨーロッパ。

 

 

 原種バラが自然交雑し、原種系交雑種が誕生しました。日本では、ハマナスに代表される、ハイブリッド・ルゴサ系が有名です。

 

 北海道から本州の海岸や砂浜に自生するハマナス。

 

 グルーテンドルス(オランダ)