恵解山古墳公園 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 勝竜寺城公園から犬川を渡り、恵解山(いげのやま)古墳に着きました。

 

 恵解山古墳は5世紀頃築造された、全長約128mの前方後円墳で、乙訓(おとくに)地域最大級の古墳です。

 

 長岡京市はまちづくりのため、2003(平成15)年から10年間、発掘調査と復元整備を行い、2014(平成26)年秋に、恵解山古墳公園を開園しました。

 

 このように、古墳の周辺は、人々の憩いの場になっています。

 

 当時の古墳は石葺きだったため、前方部を一部、石葺きにしています。

 

 古墳は3段で、各段に埴輪が置かれていました。

 

 埴輪は円筒形や朝顔形だけでなく、水鳥形もありました。

 

 1980(昭和55)年、約700点に及ぶ鉄製の武器が出土したことからも、この古墳は、乙訓地域の全域を支配した権力者の墓だと推測されています。

 

 後円部も広く、このような墓地が3つありました。