山科聖天 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 毘沙門堂を出た時、地元の人に勧められた場所で撮った写真。絶妙なアングルです。

 

 山科聖天の裏参道を歩きました。

 

 参道は短く、数分で到着。毘沙門堂からここへ足を運ぶ人はほとんどいないようです。

 

 正式名は双林寺。寛文5年(1665年)、公海大僧正によって毘沙門堂と共に再建されました。毘沙門堂の塔頭です。

 

 本尊の大聖歓喜天は秘仏として拝まれているので、直接見ることはできません。大日如来と十一面観音の化身で、頭が象で首から下は人間という変わった姿をしているそうです。

 

 他、約70体の歓喜天や、不動明王、阿弥陀仏が祀られています。

 

 歴代の僧はこの滝で修行をしていたのかもしれませんし、水道の無い時代、天然の洗面所として使うこともあったかもしれません。

 

 右側の岩にお瀧不動尊が祀られていました。

 

 11月半ば、ここの紅葉は色づき始めでした。

 

 毘沙門堂の勅使門が遠くに見えます。後西天皇(1638-1685)の時代に建てられ、かつては陛下など権威ある人が訪れた時に開く門でした。

 

 山科聖天の表参道を出ました。