めんたいパーク | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 キリンビール工場からめんたいパークまでの道中は、のどかな田園風景でした。

 

 めんたいパークはもうすぐです。

 

 「かねふく」は1971年博多に誕生し、自家製の辛子明太子を販売する老舗メーカーとして発展しました。1981年東京に進出し、全国展開します。この「めんたいパーク」は2009年に出来ました。

 

 明太子の起源が気になり、調べてみました。

 

 明太子の起源は17~18世紀にさかのぼります。当時朝鮮の漁師たちはスケトウダラの卵を取り出して塩辛などを作って食べていました。たらこに近い食べ物だったと言われています。これに唐辛子をまぶして保存したものが、辛子明太子の原型です。もともと韓国では庶民の食べ物として親しまれていました。

 

 スケトウダラは、中国では「ミンタイユイ」、朝鮮では「ミョンテオ」といいます。戦前に釜山に住んでいた日本人が「メンタイ」と呼んだ事から、福岡の老舗辛子明太子製造メーカー「ふくや」の初代社長・川原俊夫氏がめんたいの卵を「めんたいこ」と名付けました。

 

 川原氏はキムチからヒントを得て、1949年1月10日に辛子明太子を商品化しました。川原氏は商標登録も特許申請もせず、地元博多の製造業者に作り方を教えたため、それぞれの業者が創意工夫でいろいろな明太子を作り、博多市民に普及し、明太子は博多名物として定着していきました。

 

 めんたいパークは、スケトウダラの話から始まりました。

 

 スケトウダラはタラ科の魚で、真鱈より小さい魚です。スケトウダラの身は鍋物、フィッシュバーガー、かまぼこやちくわなど練り物に使われています。

 

 スケトウダラは北海道近海、ロシアのオホーツク海、アメリカのベーリング海~アラスカ海に生息し、水深200~300m、水温-10度〜0度という深く冷たい海に棲んでいます。スケトウダラはの卵はガム子から水子へ成長しますが、真子から目付が食用になります。

 

 

 3歳以上のスケトウダラの卵が明太子の原卵になり、細かく規格サイズが定められています。

 

  工場見学をしました。次に続きます。