オランダ館 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 デンマーク館の次は「香りの家オランダ館」に入りました。

 

 入口に1日フレグランススクールがあり、スタッフの方に誘われました。アンケートに答えると自分に合う香りが診断され、それに基づいて香りを作ってくださるそうです。全部使い切ったら税込3350円で追加注文できます。部屋にはカップルが2組いました。

 

オランダ総領事の住まいが綺麗に改装されて残っていました。

 

サロン。周囲に外国人が集まれる場所が無かったため、自宅にサロンを設けたそうです。

 

お客様用の食堂

 

 一方、プライベートの食堂は普通です。オランダ人は背が高いためか、食器棚が大きいですね。私だったら一番上の物を取るたびに椅子に上らないといけない高さです。

 

食堂と台所は同じ部屋です。

 

書斎

 

寝室

 

浴室。生活している時は絵を飾っていなかったと思います。

 

メイドの部屋

 

 オランダはライン川下流の低湿地帯に位置し、国土の多くがポルダーと呼ばれる干拓地で占められています。風車、チューリップ、木靴はぬかるんだ土地に適していて、オランダの3大シンボルになりました。

 

 オランダの観光名所「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」は世界遺産として登録されています。

 風車は紀元前36年頃、エジプトで灌漑に使われたのが始まりで、十字軍やモンゴル帝国遠征により、中国やヨーロッパに伝えられました。オランダで干拓地の排水用に風車が多用され始めたのは15世紀になってからです。

 

 オスマントルコ帝国(現在のトルコ)原産で栽培されていたチューリップは、16世紀オランダに伝えられました。1592年にカルロス・クルシウスがチューリップに関する最初の主要な本を書き、チューリップは大変な人気が出たそうです。アムステルダム近くのキューケンホフ公園は、世界最大規模のフラワーパークです。

 

 木靴は寒い冬でも暖かい履物です。現代、木靴で街を歩く人はいませんが、ガーデニングなどで履く人はいるそうです。

 

オランダ館を出ました。3館巡りはここで終わります。