家から垂水駅までのバス道を歩きました。途中、西垂水墓地に立ち寄りました。
墓地の中に、高さ3mの宝篋印塔(ほうきょういんとう)があります。垂水沖で溺死した遊女の供養塔で、1337年、士忠禅師によって建てられたという記録が残されています。
北東へ15分ほど歩き、瑞丘八幡神社に行きました。
鎮守の西垂水村だけでなく、明石藩からも尊崇されていた神社で、中世の頃から、「垂水厄神」「厄除八幡」として、毎年1月18日、19日に厄神祭を行うようになり、今も開運厄除、健康長寿、家内安全を祈る催事として、受け継がれています。
のちに天満天神・荒大神・豊太閤を祀る瑞丘社が合祀(ごうし)され、名称を「厄除八幡神社」「垂水郷八幡宮」から「瑞丘八幡神社」に改称しました。
境内社は2つあり、吉高稲荷社には商売繁盛の神が、
猿田彦社には交通安全の神が祀られています。
瑞丘八幡神社から南西へ15分ほど歩き、垂水駅に着きました。駅東口の南の細い路地に入ります。
この道沿いに、皇大神社があります。
祭神は天照大神。古くから東垂水村の鎮守として、農業・漁業の繁栄を祈願して祀られてきました。
一枚の写真に納まるほどの小さな敷地に、境内社が2つあります。
白い鳥居には、白龍大神と黒龍大神が、赤い鳥居には、猿田彦大神と倉稲塊大神が祀られています。
垂水駅に戻り、海へ向かいました。早くも1時間半経っていますが、散策はこれからです。