スイスオルゴールの展示会に行きました。5月29日まで開催されています。
展示品は佐伯吉健氏のコレクションで、
長男が生まれた時に音楽教育を受けさせたいと、作曲家の小川正氏に相談したところ、スイス製のオルゴールを聴かせることを勧められ、ヨーロッパで本物のスイスオルゴールの音を聴き、その音色に感動して収集を始めたそうです。
最古のオルゴール「セリネッテ」
17世紀のオルゴール。ハンドルを回すと、オルガンのような音が鳴りました。
オルゴール製造機
18世紀作。複数の小型シリンダーにピンを自動的に植えていく機械です。シリンダー位置により音が変わります。
オルゴールは大まかに3つのタイプがあるそうです。
● シリンダー組み込み型オルゴール
モーツァルトが弾いたピアノ。20世紀スイス製。
クックロック(鳩時計)
20世紀スイス製。毎日12時と15時にカッコーが鳴き、その後オルゴールが鳴ります。
ゴールドクロック
20世紀スイス製。ルイ王朝時代の時計。毎時音が鳴ります。
座ると音が鳴る、ミュージックチェア
● オルガンタイプのオルゴール
コンサートローラーオルガン
19世紀ドイツ製。持ち運びタイプのリードオルガン。当時は宣教師が普及のために使ったそうです。
ストリートオルガン
21世紀ドイツ製。肩からかけて、街中で人を集めてパフォーマンスとして使用されるオルゴールです。
バレルオルガン
21世紀ドイツ製。小型のパイプオルガン・バレルと呼ばれるドラムにピンを植え、音を出します。
● 円盤式オルゴール
アリストン
19世紀ドイツ製。紙製の円盤を取り換えることで、曲が変わります。
コンサートでは、大きな円盤のオルゴールを見ました。
そして、展示されているオルゴールの演奏を聴きました。
ピエロや小鳥など演奏中に動く物、パイプオルガンのような音がする物など、12個ぐらい聴いたと思います。20分があっという間に過ぎました。