淡路夢舞台160430② | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

スイスオルゴールの展示会に行きました。5月29日まで開催されています。

 

展示品は佐伯吉健氏のコレクションで、

 長男が生まれた時に音楽教育を受けさせたいと、作曲家の小川正氏に相談したところ、スイス製のオルゴールを聴かせることを勧められ、ヨーロッパで本物のスイスオルゴールの音を聴き、その音色に感動して収集を始めたそうです。

 

最古のオルゴール「セリネッテ」

 17世紀のオルゴール。ハンドルを回すと、オルガンのような音が鳴りました。

 

オルゴール製造機

 18世紀作。複数の小型シリンダーにピンを自動的に植えていく機械です。シリンダー位置により音が変わります。

 

オルゴールは大まかに3つのタイプがあるそうです。

 

● シリンダー組み込み型オルゴール

 

モーツァルトが弾いたピアノ。20世紀スイス製。

 

クックロック(鳩時計)

 20世紀スイス製。毎日12時と15時にカッコーが鳴き、その後オルゴールが鳴ります。

 

ゴールドクロック

 20世紀スイス製。ルイ王朝時代の時計。毎時音が鳴ります。

 

座ると音が鳴る、ミュージックチェア

 

 

● オルガンタイプのオルゴール

 

コンサートローラーオルガン

 19世紀ドイツ製。持ち運びタイプのリードオルガン。当時は宣教師が普及のために使ったそうです。

 

ストリートオルガン

 21世紀ドイツ製。肩からかけて、街中で人を集めてパフォーマンスとして使用されるオルゴールです。

 

バレルオルガン

 21世紀ドイツ製。小型のパイプオルガン・バレルと呼ばれるドラムにピンを植え、音を出します。

 

● 円盤式オルゴール

 

アリストン

 19世紀ドイツ製。紙製の円盤を取り換えることで、曲が変わります。

 

コンサートでは、大きな円盤のオルゴールを見ました。

 

そして、展示されているオルゴールの演奏を聴きました。

 ピエロや小鳥など演奏中に動く物、パイプオルガンのような音がする物など、12個ぐらい聴いたと思います。20分があっという間に過ぎました。