メリケンパーク内にある建物で、近くにポートタワーがあります。
この建物の中に、神戸海洋博物館とカワサキワールドがあります。
中でポートタワーとの共通券を買いました。
展示物の撮影が禁止されていたので、残念ながら写真をアップすることができません。
1階は中世から現在までの外国船や日本船の展示フロア。船の模型がたくさん並んでいました。
2階は神戸港の歴史を知るフロア。
奈良時代に行基が瀬戸内交通の要所として五泊(ごとまり)を構築しました。五泊とは、河尻泊(尼崎市)、大輪田泊(神戸市)、魚住泊(明石市)、韓(から)泊(加古川市)、茶生(むろう)泊(たつの市)の5港のことで、神戸港は平安時代まで「大輪田泊(おおわだのとまり)」と呼ばれました。
平安~室町時代には朝鮮や中国との交易(日宋貿易や日明貿易)の窓口として、江戸時代には国内海運(菱垣廻船や樽廻船、北前船)の要所として栄えました。
なお、鎌倉時代に重源(東大寺復興に尽力した僧)が大輪田泊を修築し、以降「兵庫津(ひょうごのつ)」と呼ばれるようになりました。
明治時代、神戸港の開港とともに神戸は西洋文化受入口になり、国際都市へと発展しました。
また、阪神淡路大震災で神戸港がどんな役割を担ったかを収録したビデオを見ました。
マリタイムシアターでは、大輪田泊の大改築と福原遷都に関する映画を見ました。
1180年に平清盛が行った事業ですが、事業から半年後に源氏が平家を倒そうとし、天皇が京の都へ逃げたため、福原遷都は幻に終わりました。