六道珍皇寺 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

冥界への入り口、「六道の辻」に着きました。


六道の辻



 「六道」とは、仏教の教義でいう地獄道(じごく)・餓鬼道(がき)・畜生道(ちくしょう)・修羅(阿修羅)道(しゅら)・人道(人間)・天道の六種の冥界のことで、人は因果応報により、死後はこの六道を輪廻転生する(生死を繰返しながら流転する)といいます。



● 水子洞堂  餓鬼堂のこと。


水子洞堂



● 石仏


石仏



● 閻魔と篁堂

 小野篁(おののたかむら 802-852)は嵯峨天皇につかえた官僚で、武芸にも秀で、学者・詩人・歌人としても知られています。しかし、奇行が多かったことから、「閻魔王宮の役人」ともいわれ、昼は朝廷に出仕し、夜は閻魔庁につとめていたという奇怪な伝説があります。


閻魔と篁堂



● 鐘迎


鐘迎



 本堂の前に、長蛇の列が出来ていました。中に入ると、寺宝や小野篁が冥土に通うために使っていた、と言われている井戸を見ることが出来るのですが、時間の都合上諦めました。


本堂



 本堂の隙間から、冥土通いの井戸を覗きました。人が立っている辺りにあるものです。


冥土通いの井戸