京都御所1(玄関と参内者控室) | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

 先月末、京都御所に行きました。

 一般公開の日でお天気も良く、人も多いことだろうと思ったのですが、今出川駅からどちらへ行けば良いか迷うほど人が少なくて意外でした。




 乾御門から入りました。



乾御門



 京都御所の長い築地塀。京都御所の面積は約11万㎡です。


 京都御所は、土御門洞院殿(つちみかどひがしのとういんどの)と言われた里内裏(さとだいり。皇室の日常生活の場)が発展したもので、光厳(こうごん)天皇が1331年に即位してから、1869年東京遷都まで皇居とされました。焼失と再建が繰り返され、現在の建物のほとんどが1855年に再建されたものです。



京都御所外堀



 入口で荷物チェックを受け、宜秋門から入りました。


宜秋門


主な建物を撮りました。



● 御車寄(おくるまよせ)

 中に入ることを許された者が通る玄関で、他の建物と廊下でつながっています。


御車寄



● 諸大夫(しょだいぶ)の間

 来客の控えの間で、身分によって通される部屋が違いました。襖絵にちなんで、格の高い順に「虎の間」「鶴の間」「桜の間」と3つの部屋があります。



虎の間


鶴の間


桜の間



● 新御車寄

 大正天皇の即位礼の時に建てられたのもので、以降天皇皇后両陛下の玄関になっています。


新御車寄



● 月華門  生け花の展示がありました。


月華門


嵯峨流


月輪未生流


御室流