潜在意識活用の工夫 | サポートライター みけ の独り言

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電子書籍のはなし、文章のはなし、ことばのはなし、書く事、話すこと、ゆめのたねで喋っていることなど、言葉にまつわるいろいろなことを中心に、書いてみたいと思っています。

 

前回は潜在意識の上書きについての話でした。今回はその続きで、上書きする際の工夫といった感じの話です。ただ単に上書きするだけよりもちょっと工夫を凝らすことができれば、潜在意識の扱いがもっと楽になりそうなので、この話を追加したいと思います。

上書きするときに、ちょっとした内容の追加をするような工夫を凝らすと、より効果的になります。

一つ目は「行動する内容に意味を持たせる」ということ。なんのためにこの行動をするのか、この分野を学ぶのかの具体的な理由付けをしておきます。この「意味付けをする、意味を持たせる」ということは、結構大事なんです。なぜ、今これに取り組んでいるのかという事をしっかりと理解することが必要です。

時には、目指すゴールと違う事に取り組んでいるような気持になって、モチベーションが上がらなくなったりすることってありませんか。なぜ、今取り組んでいる事が必要なのかを自分自身で理解しておかないと、中途半端なところでやる気をなくしてしまって、行動そのものが止まってしまうかもしれません。

また、一見するとゴールを目指す方向と違っているように感じることがあったとしても、〇〇〇な理由があるからこの作業が必要なんだと自分がしっかりと納得できていれば、このようなやる気の喪失なんかは起きないんじゃないでしょうか。

行動そのものにも意味付けをすることによって、今やっていることがゴールに直接つながっていることが理解できるようになります。大事な事なんですが、人間ってどうしても忘れてしまうんですね。

二つ目は、三日坊主は誰でも経験することですから、仮にそのような状況に陥ったとしても、落ち込む必要はありません。そんなネガティブな状態になるよりも、さっさと気持ちを切り替えて、続きに取り掛かりましょう。自分が落ち込んでいたとしても、誰もそんなことは知りません。ですから、知らん顔をしてまた続きを始めたらいいんです。

三日坊主になってしまっても、いったんそこで立ち止まって一休みしたら、また再スタートしましょう。

三つ目として、視覚的な景色が変わっただけでも気分転換になるということを知っておきましょう。今の人は分かりませんが、私と同年代の人たちでは、夜になったら24時間営業のファミリーレストランなどに出かけていって、騒がしい中で勉強をしていた経験を持つ人が数多くいます。環境を変えることで気分を一新して取り組もうというわけですね。

しかし、環境を変えると言っても、だからといってその都度どこかに出かけるというもの大変です。時々ならともかく、いつもそうするわけにもいきません。出来れば時間もお金も余計にはかけたくないでしょう。そんなときの手法として、「視覚的に景色が変わると、それだけでも随分リフレッシュすることができる」という事実は知っておいて損はありません。

たとえば、普段自分が使っている部屋をほんの少し工夫をするだけで、見違えるほど気分を変えられるという事実があるんです。普段使っている机に向かう位置を変えてみる、たとえば普段と反対側に座ってみる、たったこれだけの事でも見える景色が全然違うんです。部屋が狭くて机を動かすことができないという場合なら、自分の向きを左右のどちらかに90度変えて座ってみるという方法でも構いません。

特に、普段の場所でのんびりとくつろいだり勉強や仕事に取り組んだりするような場合、これから行う自分の行動内容に応じて、自分が座る位置も一緒に変えてしまうんです。見える景色が変わると、それに引っ張られてか、気持ちもまったく違ったものになります。リフレッシュという意味でもこれはお勧めです。

四つ目として、スイッチを作ってしまえという事を挙げておきます。これも潜在意識の活用につながるのですが、一定の手順で始めることを自分のルールにするんです。プロ野球の選手がバッターボックスに入るときに同じパターンの動きをしますよね。ルーティンの動作ですが、学びの前にそのような一連の動作を決めて毎回行うようにすると、自然に気持ちの方がついてきて、気持ちの切り替えにもなります。

具体的な応用方法として、三つ目に挙げた自分の座る位置や向きを変えるという事に加えて、その場所についたときに先ず、数分でもよいので本を読むとか文章を書くとか、体を動かす何かの動作を実践するんです。しばらく、毎日それを続けてみるんです。これを自分のルーティンとして、自分の中でスイッチにしてしまう、スイッチを作ってしまうんです。これはかなり効果がありますよ。

こんなことも併せて活用してみてください。