電子書籍のデメリット その2 | サポートライター みけ の独り言

サポートライター みけ の独り言

電子書籍のはなし、文章のはなし、ことばのはなし、書く事、話すこと、ゆめのたねで喋っていることなど、言葉にまつわるいろいろなことを中心に、書いてみたいと思っています。

 

前回に続いて、今回も電子書籍のデメリットについて書いていきます。あまりでメリットは無さそうに感じるのですが、いろいろと不便(?)を感じることもあるようです。

⑤中古本として売却や貸し借りができない

電子書籍は書店で買い求めるものではありません。インターネット上の書店などで購入などの手続きをすると、自分のパソコンやクライドにデータが送られてくる仕組みです。このデータは読むうえでの書き込みや付箋の貼り付けは出来ても、データそのものを自分で勝手に変更したりすることはできません。

だからこそ著作物として守ることが出来るのですが、その電子書籍が不要になったからと言って、廃棄したり誰かに譲渡したㇼ古本としてどこかに売ったり、そんなことも出来ません。どうしても要らないというのであれば削除するくらいしか方法は無いでしょう。サブスクのような場合なら利用を終了することで返却は出来ますが、勝手に処分することも出来ません。

でも、これって捉えようによってはデメリットでしょうか。紙の書籍なら古本として売却することはできますが、これは手元からどこかに移動させて有効利用しながら自分は所有権を放棄したということですよね。電子書籍はというとデータですから、不要になったと言ってもスペースを取る実体があるわけでもありませんので、放置しておいても良いのではないかと考えます。

電子書籍自体も紙の書籍に比べると価格は少し低めになっていますし、希少本なのでどうしても回し読みが必要といったものには当てはまりません。必要なら各自で購入などの手続きを行うことになりますが、プライバシーや著作権の事も含めて考えると、この方がキチンと管理できるんじゃないかと考えます。

⑥パラパラ読みがしにくい

紙の書籍が手元にある時、その中身をざっと見渡して調べてみようという場合、どのようなことをしますか。パラパラめくって書かれている内容や構成を調べたりしませんか。電子書籍ではこのような事が、どうやら苦手なようです。

ただ、購入前に試し読みができるサービスがあったり、電子書籍を紹介するうえで目次などを公開していたりもしますので、そこまで神経質にならなくて良いのかもしれません。紙の書籍があれば先にそちらで中を確かめたうえで、購入などの手続きは電子書籍にするといったことも出来るのですが、すべての電子書籍で同じ内容の紙の書籍があるとは限りません。また、紙の書籍が見つからない時もあるでしょう。

これは確かにデメリットといえるでしょうね。むしろ電子書籍の特徴として、目次からその場所にジャンプできるなどの機能を利用したりして、独自の使い方を考えてみるというのは面白いかもしれませんよ。

⑦買い過ぎてしまう

これは困った問題ですね。買うか買わないかを決めるのは自分ですから、そのタイミングでよく考えてから購入するようにするしかないんじゃないかと思うのですが、どうでしょう。

電子書籍の場合、著者も何か理由を付けて無料キャンペーンを行なったりしますので、そのタイミングでまとめ買いをしてしまうという意見もあります。こんな場合は、予め冊数を決めておくとか、購入の場合でも予算の枠を決めてからにするなど、自己責任にするしかないと考えます。だからこその定額利用という方法があるのかとも思うのですが、読みたいものがその対象になっていなかったら・・・、その時に考えましょう。