電子書籍のメリット その3 | サポートライター みけ の独り言

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電子書籍のはなし、文章のはなし、ことばのはなし、書く事、話すこと、ゆめのたねで喋っていることなど、言葉にまつわるいろいろなことを中心に、書いてみたいと思っています。

 

今回も、電子書籍のメリットの話を続けます。つまり、それだけ電子書籍には優れた点が多い、魅力が多いという事なんです。今回は主に「読む」ところにスポットを当てて考えてみます。

⑥試し読みが出来る

興味あるタイトルの書籍を見つけた時、皆さんは購入するかどうかを決める前に何を考えますか。内容が自分の求めるものかどうかを確かめてからにしようって、思いませんか。紙の書籍で書店に並んでいれば、手に取って内容を見て確かめるでしょう。もし書店に並んでいなければ、内容を確かめようと思えば他の書店に行ってみるかネットで調べてみるか、どちらかになりますよね。

電子書籍の場合もネット上で調べる場合は、ある程度の量は事前に読んで確かめることはできます。試し読みといった機能があるので、こんなことが可能になるんですね。紙の書籍は手に取って実物を全部見渡せるじゃないかという意見もあるでしょう。

それは承知していますが、入手するためには購入しなければなりません。当たり前の話ですが、電子書籍の場合はちょっと事情が違います。全編の文章の中のある程度の量、例えばいくつかある章の中で最初の第1章だけ無料で入手できるといったサービスがついていたりするんです。読んでみてから購入を決めることが出来る場合があるんですね。

紙の書籍の様に立読みで全部読んでしまわれないようにと、透明な包装をしてある場合は中が分かりません。手に取って中身を確かめたい側にとっては困りますが、書店側にも都合があります。電子書籍ならそういう事はありませんので、気軽に内容を確かめることが出来ます。

⑦文字のサイズを変えることが出来る

書籍の文字は、あまり大きくはありません。まして、そこにルビや引用などがあると、さらに小さな文字が並びます。読み手の年齢の都合で、これは読みにくいという事はありませんか。私は何度も経験しています(65歳なので)。環境を明るくして文字を読み易くするとか、何かの方法を用いないと大変です。

電子書籍ではこういった問題は考えなくても良いという利点があります。文字そのものを拡大できますから。インターネット上のサイトや記事の場合でも、画面を拡大できる機能がありますよね。あのような機能を用いるのですが、電子書籍自体にもその様な機能があって、文字のサイズや図表の大きさを拡大出来たりするんです。

これは読み易くなりますよね。読む側の年齢や視力(つまり老眼)の問題を電子書籍の側がクリアできるようにしてくれるわけですから。もちろん、すべての電子書籍で可能というわけではないようです。中には文字の拡大が出来ない場合もあるようですが、それにしてもこの機能はありがたいと思います。

⑧書きこみができる

紙の書籍では書きこみをする時に、ちょっと気が引けたりすることはありませんか。とくに高額な書籍であったり貴重な資料だったりすると、コピーを取ったうえでそちらの方に使用かと考えてしまうかもしれません。この辺りは著作権に関わりますので慎重に考えなければなりませんが、少なくとも紙の書籍への書きこみは不可逆的な行為ですから、多くの場合で躊躇う例があると思います。一番の理由は「消せないから」でしょう。

それでは電子書籍はどうかというと、書きこみが出来るんです。そんな機能があるので、自由に書きこめばよいのですが、躊躇せずにできる理由は「消すことが出来るから」です。紙の書籍だと書きこみをせずに付箋を貼ってあとで見返せるようにしたりすることもありますが、電子書籍の場合は付箋を貼る機能もありますし、書きこみも出来ます。そして、それはを消すことも出来ます。

これは自分に合わせた書籍のカスタマイズ(ちょっと言い過ぎか?)かも知れませんが、何度も読みたい内容ならば、こういったことができるのは便利ですね。こんな補助的なツールを使って自分の中にインプット出来れば、知識も広がり博識になれるでしょうね。

ただし、インプットした内容を思い出す時(思い出せない時)の事は、ご自分の責任でお願いします。