122、読点の話 | サポートライター みけ の独り言

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電子書籍のはなし、文章のはなし、ことばのはなし、書く事、話すこと、ゆめのたねで喋っていることなど、言葉にまつわるいろいろなことを中心に、書いてみたいと思っています。

 

今回は句点に続いて読点を取り上げます。つまりは文章の終わりに〇を打つか、それとも分の途中の区切りで点を打つかの違いです。ですがこの読点、いろいろと奥が深いようです。

奥が深いというのは、いろいろとルールが数多くあってややこしいといった意味です。実際にいくつものルールが存在しているらしく、成書やインターネット上の記事を見ても8つとしているところがあったり9つとしているサイトがあったり、多いところでは20となっていたりします。この辺りは、どの様な括り方をするかでで違ってくる打と思いますが、それにしても多いようですね。

ちゃんとした意味があっての読点なので、テキトーに打ってはいけないということなのでしょう。そして読点を打つ意味として、書き手の意図を正確に伝える場合や、読み手の理解を助けるといった理由が必要です。以下に、分かりやすい理由としていくつか挙げていきたいと思います。

文章の中の切れ目に読点を打つ

切れ目の場合もあれば、一文の中の区切りのところという場合もありますが、その様な場所に読点を打つというのが一つ目のルールです。一番シンプルで分かりやすいルールですね。声に出して読んでみた時に、息を継ぎたいところという場合も多いでしょう。そんな時は多くの場合で、ちょうど文章の中の区切りや切れ目になっています。むしろ、そんなところで区切らなければ、意味が通らなくなったり誤解を招いたりすることになるかもしれません。

接続詞やその働きをする言葉のうしろ

接続詞の後には読点を打ちます。文や言葉が短かったりすると考え込んだりするかもしれませんが、ルールとして読点を打つようにしましょう。また、この文章の流れで、接続詞が本当に必要なのかという場合があるかも知れません。多用はしない方が良いでしょう、かえって混乱を招くかもしれませんから。
同じように、文章の中で接続を意味する言葉や助詞の後の場合も、読点を打つのがルールになっています。

対等な語句を並べる時

いわゆる「あれも、これも」といった状態の文章でしょうか、同じレベルで使っているモノを順に並べて書いていくような時の事です。並列状態の時のことですね。こんな時は、一つずつ書きながらそれぞれに読点を打って、区切っていきます。この時、並列にする言葉は名刺だけとは限りません。箇条書きに出来るような簡単な文という場合もあります。そんな時も同様に、一つずつ区切って読点を打つのがルールです。とはいっても、あまり長く続くとまどろっこしくなってくるかもしれません。そんな時は、箇条書きにして並べた方が分かりやすいかもしれません。そんな方法も使ってみてください。

鍵カッコの前に読点は打たない

これもまたルールとして存在しているものですが、結構間違っているかもしれない文章に出くわしたりしませんか。先に書いた並列の場合、鍵カッコが無ければ読点が必要です。しかし、それぞれに鍵カッコが付いている場合、読点は要りません。これもまたややこしいところですね。

まだまだルールがありますが、長くなりそうです。次回にこの続きを書く事にします。