8.ベトナム | たなからぼたもち

たなからぼたもち

人生あわよくば美味しいことがありますように…。

ベトナムは2016年のシルバーウィークに行きました。

この辺りから会社員になってますので、夏休み兼ねて毎年9月ごろに海外に行くのが続いてます。

GWとシルバーウィークと年2回(韓国除く)コロナなる頃まではそんなペースで海外にいってました。

ベトナムは同行した友人のリクエストだったかと思います。

ハノイとホイアン、フエ、ハロン湾、ホーチミンなどを一週間ちょいでまわりました。

ベトナムも日本と同じく縦に長いですが、縦断した形になります。

 

ベトナムは、最近はどこも日本と変わらないような街並みと清潔さのアジア諸国の中で

まだ古きアジアが残っている国でした。

ただ、近年にベトナム戦争などがあったので、都市部にはあまり古い街並み

(ボロい街並みはあるけど)は残ってませんでした。

ハノイに着いて観光を始めようとした初っ端からスコールに見舞われたりしましたが、

あの傘がベトナム風情を醸し出してますよね。

雨が降り出したらすぐレインコート屋さんがやってきて、

ビニールシートみたいなレインコートを買わされました。

いろんな国の統治下にあったので、中国っぽい部分やフランスっぽい部分や、

熱帯っぽい部分が入り混じっています。

でっかい湖があり、ほとりのお寺などを回りましたが、

そういう観光地より、とにかく交通が激しく、いつまで経っても車が止まってくれなくて、

一生道路を渡れないんじゃないかと思った印象の方が覚えています。

途中から現地の人の後ろにひよこのようにくっついて渡ることを覚えましたが、

自分達しかいなかったら延々マゴマゴしていたと思います。

 

ハノイから世界遺産のハロン湾の1泊クルーズのツアーに参加しました。

こういう奇岩がぽこぽこ生えてる湾内をたくさんのクルーズ船が漂っていて、

船の中で生春巻き教室やっていたり、洞窟に立ち寄って観光したりしました。

夜の間もずっと航行していて、どんな広い湾なのだろうとGoogleマップを見てたら。

どうも同じ場所をぐるぐる回っているだけでした。。。

そこで出た料理。。多分、飲み物の氷で同行していた友人がお腹を壊し、

クルーズ中ずっと船室のベッドで唸っていました。

洞窟ツアーにも私一人で参加してきましたが、同じものを飲んだけどお腹を壊さなかったので

強気になって、その後友人が残した氷をガリガリ食べていたら、

私も流石にちょっとお腹が緩みました。

綺麗な船だったけど、やっぱ水は危険ね。

 

ご飯は割と何でも美味しかったです。フォーやパッタイのような麺も安くて美味いし、

バインミーというフランスパンのサンドイッチも、さすが元フランス領。

美味かったです。

ちょうど日本でもパクチーが流行っていて、私も最初は食べれなかったけど

この頃には克服して、パクチー餃子などを美味しく食べられるようになってたんですが、

現地はパクチーのあの独特な香りなんかかわいいレベルに感じるぐらいの、

いや、これ、ただの草でしょう?

みたいな、香草というのか野草というのか。。。

そんなのがつきだしでドーンと出てきます。

おまけに厨房を見ていると、客の食べ残した香草をまたカゴに戻して次の客に出してたので

さすがにちょっと手を出すのを止めてしまいました。

 

ハノイが北の都なら、ホイアンやフエは中部地方の古都です

ホイアンは私がベトナムの中で見た中では一番洗練された観光地でした。

古い街並みが世界遺産として綺麗に残されており、

有名なランタンフェスティバルの時以外も、川にはランタンが流され

(観光客が課金して流してるものですが)

たくさんのお土産屋やレストランなどで、夜景も綺麗です。

保護されている歴史地区には車なども入れず、道が渡れない!みたいな状態からは解放されました。

こちらはホイアンの中国風のお寺です。

ぶらさがっているのはお線香です。

丸1日とか燃え続けてるようです。

 

同じく中部のフエも、古都です。

昔フエ王朝の首都でした。

王宮が残ってますが、どことなく沖縄チックというか、琉球と同じく、

中国に影響された王朝だったようです。

川のほとりのフエ最古の寺院のティエンムー寺も、中国風。

暖かい地方だからか、ちょいちょい亀モチーフがありました。

亀の石碑は漢字かな。

どこか忘れたけど、すっぽん屋さんもありました。

 

中部は、あと、ミーソンという世界遺産の遺跡に行ってみたく、

でもホイアンの街から少し離れており電車やバスなどもなく、

悩んだ末、タクシーで行くことにしました。

途中お昼ご飯を食べた屋台風のお店の店員さんに、

ミーソンに行きたいのでタクシーを呼んでもらえないかと依頼をしたら、

「自分のお兄ちゃんが車で連れてったる!」と値段交渉が始まってしまい、

結局そのお兄ちゃんに半日付き合ってもらってミーソンまで行ってもらうことにしました。

特段ぼったくりな値段ではなかったと思います。

こういう風情のあるゲームのダンジョンのような廃墟で、ワクワクします。

何の遺跡だったとかすっかり忘れていたので、今調べてみると、

チャンパ王国という古い国家の7〜13世紀ごろの遺跡で、1800年後半に発見されたけど

ベトナム戦争でけっこう壊されたようです。

 

最後にホーチミンから帰国しましたが、ホーチミンの印象はあんまりない。

フランス領だった頃の建物などがちょいちょい残っていたようで、写真がありました

 

今回はダナンなどのリゾートには立ち寄らずじまいでしたが、社会主義の国だったにも関わらず、

ロシアや中国のようなサービスの悪さは感じず、

これからもどんどん発展しそうな気配を感じてきました。

でも、なんかもう、日本から行ってお得感のある国が減ってきたので、

ちょっとこのままでいてほしい気持ちもありますけどね。

あと!さすがアオザイの国。あの体型がモロ出る民族衣装です。

なんか太った女性を全くみなかったような気がします。

うらやまです〜