1991年12月16日発行
昔読んだ女流作家のエッセイに、安井かずみさんのことが書かれてあった。
具体的なことはサッパリ忘れてしまったけど、すっごく素敵な女性で私はこの人が大好き!!っていうような内容で、安井さんのことをとても慕ってるのが伝わってくる文章だった。
で、何となく名前だけは覚えていて、こないだ偶然古本屋さんで見つけたから読んでみた![]()
1991年発行の本なのに、今私が読んでも全然古くない。むしろ、今の女性が改めて考えたり意識しないといけないって思うことがたくさん書かれていて、この不安定な世の中で、いろいろ抱えてたり、悩んでいたり、大変な女性たちにぜひぜひオススメしたいなぁーと思った一冊![]()
女性の本質を正確に指摘して、その上でどういう風にしたら居心地よく生きられるか、っていうことが、著者である安いさんの経験をもとに書かれている。
安井さんの言葉はとても心地よくて、たまに厳しい内容のことも書いてあるのに、そこにトゲが感じられず、キツイ言葉の中にも女性に対する深い愛情が感じられるの。安井さんの上品で丁寧な言葉遣いと、人生を一生懸命信念を持って過ごしてきたってことがよく分かる文章と、(たぶん)ご本人の独特なチャーミングさが読む人にそういう印象を与えるんだと思う。オンナの先輩として、妹たちに自分の人生を語ってくれるような身近な感じがするんだよね![]()
すごくしっとりとした上品な中にも一本スジが通ってる、したたかに生きる女性像が容易に想像できる。
そうそうそう!!って唸るほど共感してしまったのが、「仕事中は中性的な存在でいる」っていう、働く女性のことについて書いてあるトコロ。
テキパキと仕事をこなして、無駄なく効率的に頭を回転させてる時って、なんだか分からないけど一種の快楽を感じるのよね。そういうときって超仕事モード『働きマン
』になってるから、恋人といるときのような甘い気分は一切気持ちの中に入ってこないし、すごく順調にいろんなことが回ってるときにはものすごーい量のアドレナリン放出
っていう感覚に陥る。
男性も同じように感じるのかは分からないけど、いつもと違う自分で社会と向き合ってるっていう実感というか、普段は使わない男性ホルモンが出てるのかも♂
あとは、「現在にベストを尽くす」っていうあまりにも当たり前のことなんだけど、あ~そうだよね~って改めて実感。
っていうのも、今、現在の積み重ねで未来って創られていくものなのよね。50%の今日、明日、明後日・・・って続けていくと、60歳になったときの自分の人生は50%レベル。でも今日80%、明日も80%っていうのを維持していけば、結果的に60歳の自分はそういう人生を重ねてきたってことになる。
旅行中って、毎日必死で楽しもうとするじゃない?海外旅行なんかは、言葉も通じないからほんと必死で、毎日いろんなことを吸収しようとしたり、いろんなものに出会おうとしたり、思いっきり自分と向き合おうとしたり・・・無意識なのに毎日120%で過ごすことになる。特に女の子はそうでもしないと自分の身が守れなかったりするし。
そんな風に120%の自分で過ごそうとするから、自然と旅の内容も濃くなって、一生忘れられない素敵な思い出ができるんだよねー。
そういう環境に意識的に身を置くことって、刺激的だし、日常にマンネリを感じている人にはとてもオススメな気分転換(意識変革?)になるけれど、穏やかな日々の生活の中でも、充実した毎日を送れるかどうかっていうのはその人の意識におおきく左右されると思うの。同じ会社の同僚でも、なんか毎日楽しそう
にしてる人もいれば、変化がなくておもしろくなーい
って言ってる人もいるじゃない。それそれ。
劇的な変化がなくても、どれくらい必死になってその日を楽しもうとするか、その心意気によって人生の満足度って大きく差が出ると思うんだよね。
ささいなことだから忘れがちだけど、何か楽しいことを見つけて楽しむ、いろんなことに真剣になってみる。そういう女性でありたいな。
だって魅力的だもん![]()
***
●女は特に自分一個の存在だけでは決して幸せにはなれないからです。周囲との調和の中に自分の居心地を見つける優れた特性を持っています。(p.147)
●女は歳をとるに従って、自分の立場、居場所が出来てゆくに従って、何やら重っくるしくなる傾向があります。中年の女って大概、もたっとしたイメージ、すっすっと風のようn歩かないんですもの、いえ、二十代の終わり頃から要注意です。(p.155)



















