アンケートに答えるとキャンディをもらえるという設定にした。
キャンディをもらえる場所は2ヵ所。
1ヵ所はドアを出てすぐ。
もう1ヵ所は、15分歩いた後。
大半が、ただじっと待つほうを選んだ。
人間は怠けることを選んでしまう生き物である。
人間はエネルギーの浪費を本能的に嫌う。
これは進化の過程で備わったものだろう。
野生の世界では無駄なエネルギーを消費する動物は生き残りにくい。
次に
15分歩いた後のキャンディーは、ドアの横で配るのとは違った種類を与えると伝える。
多くは、歩いてキャンディをもらうほうを選んだ。
情報は違うキャンディーだという事だけ。
なぜ、エネルギーを消費する歩く方を選んだのか。
これが、人間が行動を起こすエネルギーの素になっているという。
今回の2回目の実験で彼らは、
「歩いてもらいに行ったキャンディがより良いはず」
という、(人生経験や知識から)行動の理由を見出したから歩いたのだ。
キャンディそのものに大きな差があるわけではない。
しかし、彼らは「何もしないよりは何かをする」ということを選んだ。
経験的に、潜在的に「行動すると何かを得られる」
ということを知っているからだろう。
このように
怠け者の人間も、理由さえあれば、
行動を起こし、自ら忙しさを選択する。
彼らのように
(自らの経験や知識と照らし合わせて)理由を作り上げることで
行動できるのである。
人間は理由のある行動をする事により、
その瞬間、幸せでいられるらしい。