レディーファースト | 外科医ライフ

外科医ライフ

ツイッター外科医のちょっとイイ話 Season2
ありがちな外科医ライフを気の向くままにつづってます。

大きな手術は
それ自体
患者さんには
相当なストレスです。



強固な精神力がいる
のは想像に難くありませんが


腕力にまさるはずの
男性は女性に比べ
意外に脆い一面があります。


例えば
手術直後に
精神的に不安定になることを
せん妄と呼んでいますが


圧倒的に
男性に起こりやすい。



そもそも


世界的にも
女性は男性より
明らかに長生きで、


日本人の寿命をみても
女性86歳、男性79歳。



こうした違いは
何によるものでしょうか?


色々な説があります。


女性ホルモンの循環作用

男性の職場におけるストレスや
酒タバコの影響

出産能力との関係

などなど。



一方で、
他の生物と比較すると
そのヒントも見えてきます。



植物に寄生し
害虫の一種でも
ある
アリマキ、別名
アブラムシは


通常メスのみによる
単為生殖ですが
成虫の状態で
子供を産み


秋から冬にかけては

不完全形として
例外的にオスを産み
この時期のみ
有性生殖となり
今度は卵の形で
子供を産むとのこと。


そして
卵であれば
寒波を乗り切れる。


このようにして
綿々と
種を保存し続けているのだそう。



同様に


ヒトの究極の祖先は
すべて女性であり
おそらくは
激変する環境を
生き抜くために


多様性の一環として
"不完全な女性"である
男性が創出された。


かの
分子生物学者、
福岡伸一氏は
著書、
「できそこないの男たち」
でその可能性に
言及しています。



やはり
女性は偉大で、


生物学的にも
レディーファースト
ということでしょうか。



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