株価連騰 | YUKIの部屋

YUKIの部屋

LibreOfficeのcalc・ arduino(ワンボードマイコン)のscetch・短歌・投資など思う事を書きます。

株価連騰

はじめに

今週(3月22日記)に入り、日経平均株価は連騰し、22日には一時4万1千円を超え、4万888.43円で終了しました。1ドルは151円後半です。先週までは149円前後でしたので、約2%円安が進みました。

昨年3月の終値は日経平均が28,041.48円、TOPIXが2,003.50円でした。2024年3月22日の終値は40,888.43円、2,813.22円となり、日経平均は約45%、TOPIXは約40%上昇しました。ドル建てでは、日経平均は約29%、TOPIXは約24%上昇しています。
 

株価指標の動き

今週の 円建て日経、ドル建て日経、NYダウ、S&P500のグラフ と 前週末を100%にした今週の上昇率の表です。
 
  23年末 3月22日 上昇率
ドル為替 141.06 151.61 7.48%
日経株価 40,888.43 33,288.29 22.83%
日経$ 269.87 237.29 13.73%
NYダウ 38,722.69 37,689.54 2.74%
SP500 5,123.69 4,769.83 7.42%
昨年末からの上昇率では、ドル建てでも日経平均の上昇率は際立っています。これは、日経株価の上昇が日本経済の改善によるものであることを示唆しています。アメリカのインデックスとの差異がこれほど大きいと、日本経済がついに不況から脱却した可能性も考えられます。

以前は、利益が出ているにもかかわらず、株価が一株資産を下回っている銘柄があり、その解釈に苦しみました。しかし、日本経済の改善と日経平均株価の上昇は、こうした銘柄の評価も見直すきっかけとなるかもしれません。

日本の信用

中国経済の減速により、海外投資家がアジアの投資先として日本に向かっているという説明がよくされています。

日銀の植田総裁がマイナス金利政策を解除した直後に円安に振れたことは、一見すると理論と矛盾しているように見えます。しかし、10年国債金利は植田総裁の発言後、逆に低下しています。これは、投資家が将来の経済成長への期待感を高めたためと考えられます。株式投資家はこれに反応し、株価上昇につながったのでしょう。預金金利は0.001%から0.02%に改定され、20倍の増加しましたが、金額は小さく100万円預金の場合、年利10円から200円に増加したに過ぎません。
以下のグラフは、日本の公的負債の推移を示しています。国民一人当たりの負債は1千万円を超えており、日本の経済実力は必ずしも高くはないと言えます。
植田総裁が市場経済を重視すると宣言したことは、これまでの政策がうまく機能しなかった可能性を示唆しています。マイナス金利政策は、お金が増えないことで企業の投資意欲を減退させ、経済成長を阻害する可能性があります。
アベノミクスは、日本経済を活性化させるために安倍政権が実施した経済政策です。借金をすれば一時的に景気は良くなりますが、副作用のほうが強いため、普通はしません。現代貨幣理論などを基にしたと思いますが、30年以上の不況が続く結果になり、国民生活が苦しくなりました。その恩恵を受けた一部の人と企業にお金が集まり、経済格差が増大しました。
株価の連騰は、日本経済が不況から脱却したことを意味するのでしょうか?市場をコントロールしようとした試みは成功したと言えるのでしょうか?
1ドル140円から152円程度になったのは、市場がそのような為替レートを適切と見なしているためでしょう。円を1ドル135円以上にするのは、日本の経済力に反しているのかもしれません。
市場は様々な要因を考慮して為替レートを決定しますが、その中には経済の基本的な健全性や成長見通し、金融政策、政治的要因などが含まれます。今後、日本経済が真に不況から脱却するためには、財政再建、経済成長戦略の策定、金融政策の適切な運用などが求められます。

東証大引け 日経平均は4日続伸、連日で最高値 米株高支えに一時4万1000 円台 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

【↑】日経平均 大引け| 4日続伸、米株高を受け連日の史上最高値 (3月22日) | 市況 - 株探ニュース (kabutan.jp)

 

 

さいごに

2023年3月末から日経平均は上昇を続け、多くの投資家が利益を得ています。非常に異例の買い方でない限り、損失が出ていないと考えられます。しかし、その利益率を日経平均やTOPIXなどの株価指数と比較する必要があります。
今年 導入された新NISA制度の影響もあり、株式セミナーが盛んになっています。投資の世界は詐欺師の標的になりやすいので、注意が必要です。セミナーに参加する際には、過去1年間で株式評価額が平均1.5倍増加したことを念頭に置き、冷静に判断することが重要です。
過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。さらに、大きな上昇の後には下落も大きいことが普通です。投資にはリスクが伴います。投資判断は自己責任で行う必要があります。

資産額=評価額ー税金(利益の20.315%)-手数料です。個人の状況により違いますが、およそ、評価額の90%ぐらいでしょう。

株価への為替の影響は大きいです。日経平均4万円の時が200円は、ドル相場が050円の時の75銭地相当します。円安=ドル高は錯誤の原因です。為替相場は1ドル何円川示しています。ので、株価とは、逆です。

 

株売買の参考になる主要なインデックス

 

日経平均 
CFD日経平均
日経先物mini 大取
日経先物 CME 
日本 TOPIX
日本 グロース250
為替 ドル円 
為替 ユーロ円
ドルインデックス
中国 上海総合 
香港 ハンセン
英国 FTSE100 
独国 DAX
米国 NYダウ 
CFD NYダウ サンデー
米国 NASDAQ
米国 S&P500
米国債10年利回り 
VIX恐怖指数 
WTI原油先物 
金先物
S&P GSCI商品指数
ビットコイン