2024年3月4日。
はいたい、こんばんはー
いつもありがとうございます
今日は私と実母の話です。
以前ブログに書いたこともありますが
(この話→→→)
私は母のことを人として尊敬していますが、世間の母親像からは少し離れているなぁと思っています。
一緒に住んでいた頃は、自分の母しか知らなかったので気づいていませんでしたが、離れて暮らしてから友人たちと母親との関わり方を聞いたり、SNSなどでいろいろな母子関係を目にしていくうちに
『あれ?うちのお母さんって、ちょっと変わってる?』
と思うようになりました。
そんな母の最近の様子です
とりあえず
などと言っていたのを鵜呑みにしていました。
ですが、その電話の1週間後。
実家の近くの郵便局から私のスマホに電話がかかってきまして。
内容は母と連絡を取りたいけど取れないから困っている……といったことでした。
これは母の高すぎる防犯意識のせいでして
実家では、家族や親戚との間で使う電話とその他大勢と使う電話が違っていて、そちらの電話にはほぼ出ないので電話で連絡が取れないのはあるあるでした。
それで郵便局の方には、私から母に連絡をして母に郵便局へ連絡するよう伝えると言って、すぐに実家に電話をかけてみました。
すると母はその前日に郵便局に行って直接話をしたと
なのでまた郵便局に電話。
ちょうど担当の方が出てくれて、その担当者の勘違いだったとのことで問題は解決したのですが……
結果を伝えるために再度実家に電話をかけたら、私を避けている弟が電話を代わりまして
「実はな、お母さん郵便局までも歩けなくて、途中変なところに座り込んでてな。あやうくまた救急車呼ばれそうになってて」
「お母さんが1人で行くって言ってたけど、俺、心配になって後から追いかけてたからちょうど助けられたけど」
「車椅子に乗ってしまうと全く歩けなくなるのが怖いって言うから無理には乗せられへんけど、もうお母さん1人で外を歩くのは無理かもしれん」
と、びっくりな母の現状を教えてくれました
弟にはお礼を言って、これから何か必要なことがあったら何でも言ってよ、と伝えてから母に電話を代わってもらいましたが母はいつもと変わらず
「そうやねん、歩くと息が上がってしもうて。歩けるかと思ったけど休まな無理やった」
と言いつつ
「でも念の為休んでいただけやから、大丈夫よ〜」
と。
嘘やん、全然大丈夫やないやん
元々母は心不全の症状もあって、たぶん胸に水が溜まって息苦しくなるのですが、どうやら最近病院に行っても先生に症状を伝えず甲状腺の薬だけもらっているらしくて
根っからの病院嫌い
それで私が
「病院に行って」
だの
「私が実家に行く」
だのあーだこーだ言ったのですが、母は
「いや、いいから」
の一点張り
それで仕方なく電話は切ったのですが、私は心配で悶々としてしまって
その夜は不安であまり眠れず
翌日夫に話したら
「うちに連れてきて一緒に暮らしても全然OKよ!」
とまで言ってくれたので、私も離れて心配だけしていても意味は無いし、できるだけサポートしよう!と心を決めて翌日にまた母に電話をかけてみました。
すると母、あきらかに面倒くさそうな声で
「今度は何?何かあった?」
『え?電話だけでこんな嫌がる?』
と心折れかけましたが
「心不全なら病院で水を抜いてもらうだけでも楽になるよ」
とか
「薬が効くこともあるらしいから1回病院で診てもらったら?」
とか言っても
「はいはい、大丈夫やから」
とちょっとお怒りモード……
「夫さんも『うちに来たら?』って言ってるし、私が迎えに行くよ」
と言ったら
「いちいち(夫さんに)言わんで良いのに」
と、かなりムッとした声が聞こえました
母がムッとしたらもうおしまいです
誰が何を言おうと動きません。
母は他人にとやかく指示されるのが大嫌いなタイプ。
それが娘でも「病院に行け」とかまでは言われたくないのだと思います。
元看護師で私よりは病気の知識はあるというプライドもあるのかも知れません。
母にとっては私はまだ小娘なのかも
母が他人に心配されることを良しとしない性格なのは百も承知だったので、覚悟の上で電話をかけてみましたが見事に返り討ちに合いました
本当に、母は母親というより頑固親父って感じです
車を運転していたら絶対免許返納しないタイプだっただろうな
実の娘が心配していてもバッサリ返り討ちにしてくる母にちょっと傷つきましたが、後になって考えると、あれだけ母が私の援助を拒否してくれたおかげで、近々母に何かあっても私はあまり後悔せずに済むかもな……と思いました。
言うことは言った
もしかすると母は私の性格も考えてきっぱりはっきり「手助けはいらん!」という意思表示をしてくれたのかも……
いや、単に頑固なだけかも
いつまで経っても母には元気でいてほしい。
そのために何かしてあげたい。
でも母が自分の意思をはっきり表明してくれるおかげで、変に悩まなくても良いのかも。
母は高齢になった自分の生き方もよく考えた上で私の申し出を断ったのかも。
そう思うことにしました。
それにしても、昭和の頑固親父みたいな母と一緒に住んで上手にサポートしてくれている弟ってすごいな。
本当にありがたい
私はせめて弟のサポートをしよう……
そんなことを考えたここ数日でした