こんにちは。川村です。
突きで特に大事なことは、腰を大きく回さないことです。
腰すなわち骨盤は、ちょっと回し始めてすぐ回すのをやめるのが、基本です。
空手じゃないですけど、ボクシングの世界チャンピオンだって、腰を大きく回さないですよね。
上達したら、腰はちょっと回したらすぐに素早く逆に回すというのが、理想です。
ちょっと回したら、すぐに元の位置（角度）に戻すということですね。
空手の形（かた）を見ても、ナイハンチだって三戦だって、腰を大きく回さないでしょう。
腰を大きく回すと、その回転の力は、横もしくは斜め後ろに逃げてしまうからです。
右逆突きなら左横から左斜め後ろにかけてのどこかに、腰を回した力が逃げるということです。
ちなみに骨盤を回すときは、腰と言っても腰椎からではなく、胸椎から回すほうがいいですね。
腰椎を急速に捻ると、腰痛や腰椎の故障の原因になるからです。
骨盤は、背中の、みぞおちの真後ろくらいの高さのところから回すほうがいいと思います。
このとき、足で床を蹴った力を使うと、骨盤を素早く動かすことができません。
左右の股関節を上手に使うことができると、骨盤の使い方がうまくなります。
左右の股関節を使い、みぞおちから骨盤までを、ちょっと回してすぐ戻す。
あとは腕を鞭とか濡れタオルのように使えれば、あなたの突きはまだまだ強くなりますよ。
下北沢の空手道場「唯真流」
東京都世田谷区代田５丁目３５－３０－１０１
（下北沢駅より徒歩２分）
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