🟨②慈悲利益経〖十一の利益【慈悲の徳、心も安く身も安し】思いやりの四則算【助ける・引き受ける・気に掛ける・労わる】安眠できる・朝に快適に目覚める・悪夢を見ない・人に愛される【令和6年6月14日】🟦YouTube で見る🟥https://youtu.be/jEry2tol8GU?si=FcRUyXDa8fhsOdax🟩⏹️〖2️⃣レジメ資料〗🌟『慈悲利益経』〖慈しみによる善い結果【十一の利益】〗🟨慈悲の徳 心も安し 身も安し🌟物事を正しく見るためには、心を育てることが欠かせません。🌟そのベースになる心として、仏教では「慈しみ」を育てることを強く薦めています。 🔷心のあり方として、慈しみが心のベースにあれば、問題やトラブルを起こしたり、それに巻き込まれることは、殆どなくなります。 ✡️【慈しみの善い結果】✡️🔶まず慈しみの善い結果についてお話します。🔷慈しみを実践すると、必ず善い結果が現れます。🟨ブッダは「慈しみを実践すると十一の善い結果があります」と『慈悲利益経』に説かれました。 🔶慈しみを正しく実践すれば、善い結果が十一、得られます。🔶先ず、これを理解しましょう。 1️⃣🟥① 安眠できる 🔶一番目の善い結果は、安眠が出来ることで、熟睡が出来ます。慈しみを実践するならば、よく眠れるのです。🔷現代では、ストレスや不安を抱えて、不眠症に悩まされる人が多いようです。 🔶慈しみを実践すれば、 サプリメントや、クスリを飲んだりすることなく、ぐっすりと眠れるのです。🔷また長い時間、寝ても疲れがとれないという方もいますが、慈しみを実践していれば、疲れが取れないことがなくなり、安眠が出来ます。 🔶自分と他者に慈しみを抱きながら眠ると、心が落ち着いて、適切な時間、ぐっすりと眠れます。 ②朝、快適に目覚める 🔷夜、熟睡が出来るだけでなく、朝は快適に目覚めることが出来ます。 よく眠り、朝はスッキリと目覚めるのです。 ③悪い夢を見ない 🔶睡眠中に、悪い夢は見なくなります。不安や恐怖に駆られる夢がなくなります。🔷よい夢を見るのは楽しいですし、よい夢を見ることが出来ると、気持ちよく目覚められるでしょう。 🔶「夢を見ない」こともよいことです。どんなによい夢を見ても、それは夢にすぎません。🔷やはり、夢は現実ではなく、夢でしかありませんからね。 🔶科学では、夢を見るとは、「眠っている最中も、脳の中で記憶や感情などが、ずっと活動している状態である」と考えます。🔷その活動をいったん、オフにして休めることは、大切なことです。 🔶慈しみを実践するなら、悪い夢を見ませんし、あるいは夢を見ることなく、熟睡が出来るのです。 ④人に愛される 🔷慈しみの心を抱いていると、心がリラックスして、それが行為に表れます。🔶それで周りの人から、愛されて、嫌われることはなくなります。 ⑤ 人以外の生命に好かれる 🔷慈しみを実践していると、自分の周りに穏やかで、やさしい雰囲気が広がります。🔶人以外の生命、つまり畜生にも好かれるようになります。 ⑥ 天上界の神に護られる 🔷もしかすると、皆さんや周りの人で、大きな事故に巻き込まれたり、重大な出来事に遭遇したけれども、「自分は助かった、家族や周りの人は助かった」という経験があるかも知れません。🔶なぜ助かったのかと言いますと、理由は業(kamma) などが、考えられますが、もしかすると、目に見えない生命が助けてくれた可能性もあるかも知れません。 🔷慈しみを実践していると、天界の神々に好かれて、護られるようになります。🔶親鸞聖人も、それを実感されてなのか、神々に護られる利益を「冥衆護持の益」を『現世利益和讃』などで教えておられます。 🔷私たちには、そういった生命を目で見ることは出来ませんが、何かあった時に助けてくれる可能性もあるので「神々に護られる」と経典には説かれています。 🔶④と⑤と⑥については、🟩④は人に好かれること。 🟩⑤は人以外の生命、たとえば動物などに好かれること。🟩⑥は天上界の神々に、護られることです。 ⑦火・毒・武器に害されない 🔶七番目が、火や毒や武器に害されないことです。 慈しみを実践していれば、火や毒や、武器に害されることはありません。🔷でも試さないで下さいね (笑)。火には触れないように。毒や武器で遊ばないようにして下さい。 ⑧ 心が落ち着き、統一する 🔶慈しみは心に優しさやをもたらし、その優しさによって、心は落ち着き、幸せになります。 ⑨ 顔色が明るくなる 🔷慈しみを実践すると、心が穏やかになります。穏やかになると、気持ちが明るくなり、それが顔に表れるようになります。🔶顔色が明るくなり、雰囲気も明るくなるのです。 ⑩ 安らかに死ねる 🔷慈しみが心にあると、死が訪れた時に、心が混乱することなく、安らかに死ねます。🔶明晰な心で、安心して死ねるのです。 🔷私たちは誰でも、いつかは必ず死にます。死ぬ瞬間の心の状態によって、次にどこに生まれるのか が決まります。🔶ですから、死ぬ瞬間の心は、非常に大事なのです。 🔷そこで、死ぬ瞬間に慈しみがあり、落ち着いた心で安らかに死ねれば、次の瞬間は必ず善い処に生まれ変わるでしょう。🔶死ぬ瞬間の心は、すごく大切なのです。慈悲は、落ち着きをもたらす心の基盤になるのです。🔷慈悲を実践していると、不安や心配で、落ち着かない心が静かになります。🔶もし臨終の時に慈しみがあれば、楽に死ねるでしょう。 🔷今、私たちは生きていて、こうやって仏教を学び、勉強をし、実践もしています。🔶慈しみを深く育てるなら、死の時に恐怖や不安、混乱に駆られることがなく、穏やかに、安らかに死を迎えられます。 ⑪現世で最上の悟りに達しなければ、 死後、幸せな境涯に生まれ変わる。 🔶今生で悟りに達することが出来なかった場合には、死後、 幸せな境涯に生まれ変わることが出来ます。🔷そして、涅槃に達することが出来るのです。 🔶これまで話をしてきたことが、十一の善い結果です。慈しみを適切に、正しく実践するなら、あなたに、確実に幸せがもたらされるのです。 🔷慈悲を繰り返し実践して、慈しみが心に馴染んで、しっかりと身につくまで、実践することが薦められます。🟨『親切を人とモノとに  尽くさなん  身も世も安く 二世の安楽』 🟨『慈悲の眼に 刃向かう剣  更に無し』 🟨『慈悲の家 喜び事が  続いてる』🟨『慈悲の家 仏や菩薩が  出入りする』 🟨『苦海にも 慈悲の航海  あら楽し』 🌟『おもいやり算   人を笑顔にする算数』🟩「+足す」助け合うと大きな力🟩「-引く」引き受けると喜びが生まれる🟩「×掛ける」声をかけると一つになれる🟩「÷割る」いたわると、笑顔は返ってくる 🌟『思いやりの四則算  たすける ひきうける  気にかける いたわる』🟨「+」は足し算、🟨「-」は引き算、🟨「×」は掛け算、🟨「÷」は割り算。 🟩これを「+」は助け合う、🟩「-」は引き受ける、🟩「×」は声をかける、🟩「÷」はいたわる、ということですね。 🟧助け合うと大きな力に、🟧引き受けると喜びが生まれる、🟧声を掛けると一つになれる、🟧いたわると笑顔がふえる。🌟「おもいやり算」って素敵な言葉ですね。✡️「おもいやり算」🔶もともと、これは2012年にACジャパンから発表されたものらしいです。🔷「ACジャパン」は広告を通して公共マナーや環境問題といった様々なテーマで社会にメッセージを発信している公益社団法人です。🔶それにしても、良くできていますね。確かに「思いやり」は、それが行き過ぎれば「おせっかい」となってしまい、何もしなければ「無関心」となってしまいます。その距離感が難しいですね。🔷その難しいテーマを、算数の四則をアイデアに「おもいやり算」を使うと誰もが笑顔になれますよ、という訳です。      【終了】