🌟🌎️【2024年6月13日 (木)13時 30分】
❇️光明寺仏教講座|龍王山光明寺
❇️講師・三浦真証先生
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🔶浄土和讃からの二首のご和讃の解説を聴聞させて頂きました。
🔷新たな気付きが多くあり、感銘致しました。
🟨ご存知ない方があるかも知れませんが、三浦真証先生の奥さんは、何と、Wikipediaでも出ている、シンガーソングライターの三浦明利さんです。
🟨光明寺のご住職でもあります。

🔶今回、直接、ご本人より、
『月愛三昧 MIURA AKARI THE BEST』のCD を購入させて頂きました。
🔷題名が凄いですよね。
⏹️月愛三昧とは、教行信証信巻に『涅槃経』を引用されて、
🟨「たとえば、月の光がすべての路行く人の心に喜びをおこさせるようなものであります。
🟨月愛三昧も、また同じです。
🟨さとりへの道を修めるものの心に喜びをおこさせます。(中略)
🟨あらゆる善の中で、もっともすぐれたものであり、甘露の味わいであり、すべての衆生が願い求めるものであります。
🟨だからまた、月愛三昧というのです」 とあります。
🔷歌詞を見ると内容は、仏法なので楽しみながら、聞かせて頂こうと思います。
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🌠【配布資料】🌠
〖光明寺仏教講座【03】 浄土和讃〗 (その3)
🟨清浄光明ならびなし」
🟨遇斯光のゆえなれば
🟨一切の業繫ものぞこりぬ
🟨畢竟依を帰命せよ

1️⃣I、縛られたる者の救い

🔷今回の和讃のテーマは、阿弥陀仏の光を讃えた呼び名の一つである「無対光」です。阿弥陀仏の光明は、清らかで並ぶものがない。
🔶この光にめぐり遇う(信じる=まかせる)からこそ、迷いの世界につなぎとめるような悪い行いも、その力がすべて失われるのだから、究極のよりどころとなる阿弥陀仏に帰依せよ、と勧められています。
🔷この和讃では、阿弥陀仏が救いの目当てが「一切の業繋」であると示されます。「業」とは、私の行為 (カルマ)であり、その行為が因となって結果を生むということです。
🔶仏教において、この「業」は、重要な言葉であるが故に、実に様々な解釈がなされています。
それは、この「業」によってのみ、私たちは「善」ともなり、「悪」ともなるからです。
🔷しかし、ここでその「業」を「繋ぐ」と表現しているのは、私たちの「業」の多くが自らの苦しみと他者の苦しみに繋がっているからであり、その「業」が様々の緑の中で、どうしようもなく生み出され、最早、自分の力で止めることのできない、私を縛るものであるからではないでしょうか。

🔶私たちは必死に生きています。
しかし、必死に生きれば生きるほど、業に繋がれ、苦しむのが私たちではないでしょうか。
🔷阿弥陀仏の救いの目当ては、そのように、どうしようもなく苦しみ生きる者です。だからこそ、その光に遇う者は、我が身の悲しさを知ると共に、その身がすでに光に抱かれていた事が嬉しいのです。

2️⃣Ⅱ、なぜ究極のよりどころとなるのか

🔶ここでは、阿弥陀仏の光が「畢竟依(=究極のよりどころ)」であると讃えられています。親鸞聖人は「畢竟依」の左側に
🟨「法身の悟り、残る所なく極まりたまいたりという意なり」(『聖典全書』2・338頁中)と記されています。
🔷ここにいう「法身」とは、色や形の執われから、完全に解放された悟り、そのものを意味します。
🔶阿弥陀仏は、この法身の悟りを残すところなく完全に極めているからこそ、衆生の善悪や地位や財産、生き方や死に方を問うことなく、すべての者を救いの目当てとするのです。

🔷私たちは、生まれて生きて死んでいきますが、その中で多くのものを得ていきながら、多くのものを失っていきます。
🔶そんな世にあっても、阿弥陀仏の救いは、そのことを問わないのです。だからこそ、畢竟依と讃えられるのです。

🟩仏光照曜最第一
🟩光炎王仏となづけたり
🟩三塗の黒闇ひらくなり
🟩大応供を帰命せよ

3️⃣Ⅲ、救われざる者を照らす仏

🔷今回の和讃のテーマは、阿弥陀仏の光を讃えた呼び名の一つである「光炎王」です。阿弥陀仏の光明は、最もすぐれているから、炎王仏と讃えられ、その光は地獄 ・餓鬼・畜生の迷いの闇を破る。
🔶すべての供養を受けるに相応しい阿弥陀仏に帰依せよ、と勧められています。

🔷この和讃は、曇鸞大師の『讃阿弥陀仏偈』をもとにしていますが、そもそも、曇鸞大師は「光炎王仏」のはたらきを『大経』の
🟨「もし三塗勤苦の処にありて、この光明を見たてまつれば、みな休息を得て、また苦悩なし」 (『註釈版』30頁)と合わせて歌われたものと言われます。

🔶つまり、曇鸞大師は、すでに救いから漏れている者 (三塗勤苦の者)をこそ、救おうとされる阿弥陀仏だからこそ「光炎王仏」とも「最大一」とも讃えられるというのでしょう。
🔷それは曇鸞大師にとって、自分を救う仏の慈悲を讃え、味わうものだったと思われます。

4️⃣IV、光として讃えられる阿弥陀仏

🔶これまでお勤めで用いられる『浄土和讃』の数首を見てきましたが、それらは阿弥陀仏を光の仏として讃えるものでした。

🔷阿弥陀仏の徳を光で讃えることについては「破闇」「調熟」「摂取」などの意味で味わわれていますが、ここでは少し違った視点から、その意味を考えてみたいと思います。

🔶私たちは、どんな時に光を認識できるのか。宇宙空間では光そのものは見えないといいます。
🔷つまり、光とは、それを遮るものや照らされるものがあって初め て、その存在を知ることができるのです。
🔶それと同じように、阿弥陀仏が光で示されるのは、私たちがすでに照らし出されている(=救いの目当てとなっている) ことを意味していると味わうことができます。

🔷つまり、阿弥陀仏が光の仏であるからこそ「地獄一定」(『歎異抄』『註釈版』 833頁)という私が姿が照らし出され、我が身が照らし出されているからこそ「往生一定」(『親鸞聖人御消息』『註釈版』751頁)という安心もあるという、浄土真宗の味わいがあるのです。
     【終了】
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🌟Wikipediaより🌟
✡️三浦 明利(みうら あかり、女性、1983年5月9日 - )は、奈良県出身の浄土真宗の僧侶(光明寺21世・住職)シンガーソングライター
🟨1983年に奈良県吉野郡大淀町の龍王山光明寺に生まれる。
🟨4歳の時にピアノを、中学3年の時にギターを習い始める。
🟨大阪府の東大阪高等学校に入学と同時に得度。
🟨高校卒業後、龍谷大学に入学。
🟨在学中の2004年に新星堂が主催するオーディション「CHANCE!2004」で女性4人組のバンド「Moga Hoop」のメンバーとして、グランプリを獲得。同大学卒業。
🟨2008年にバンド「Moga Hoop」を脱退、光明寺住職に就任
🟨2011年に龍谷大学大学院修了後、本願寺の仏教音楽・儀礼研究所の研究生を経て、音楽活動に取組んでいる。
🟨住職、シンガーソングライター、そして二児の母としての生きざまが注目され、新しい女性の生き方として新聞やテレビでも取り上げられている。
🟨また、エッセイストとして執筆活動を行い、書籍では『わたし、住職になりました』(アスペクト刊)出版している

🌟【受賞歴】
🟩大阪軽音楽連盟よりベストギターリスト賞
🟩2000年、大野みのる賞
🟩2004年「Moga Hoop」が新星堂のコンテストでグランプリ

🌟【出演歴・TV番組】
🟥2010年『森田一義アワー 笑っていいとも!』に「美人すぎる尼さん」として出演
🟥eonetテレビ番組。 たむらけんじのぶっちゃ~けBar『平成お寺事情次世代を担うお坊さん』編 トークと生演奏が放送された。
🟥2017年1月27日毎日新聞夕刊  三浦明利の活動について紹介された。
🟥2017年2月27日14時半~15時頃 MBSテレビ番組「ちちんぷいぷい」 三浦明利の活動や2月19日の法話コンサートの模様が放送された。
🟥2017年5月10日発売朝日新聞。朝刊。 法話コンサートの模様が掲載された。
🟥2017年7月1日22:20~23:00 NHK総合。テレビ番組「バナナゼロ ミュージック」 (全国放送)
🟥音楽バラエティー番組「バナナ♪ゼロミュージック」。
🟥日本が世界に誇る女性アーティスト特集。大好評「漢字抜き出しクイズ」に三浦明利(演奏あり)。
🟥2017年家庭教育誌「ないおん」8月号 エッセイ執筆
🟥2017年10月14日(土曜日)夜22時20分から NHK総合 テレビ番組「バナナゼロミュージック」  好評につき同コーナーに出演(演奏あり)

🌟【CM】
🟨2010年、ちふれ

🌟【シングル】
🟧ありがとう〜私を包むすべてに〜 作詞、作曲 三浦明利 編曲 松崎 哲(2011年7月6日、オーマガトキ)
🟧被災地からのありがとう 作詞 高橋久子 作曲 三浦明利 編曲 松崎 哲(2012年3月11日、オーマガトキ)

🌟【アルバム】
🟦灯り~akari~ 2012年12月5日、(新星堂[オーマガトキ])
花束レクイエム 作詞、作曲:三浦明利 編曲:Jacob Koller
🟦雨上がり          作詞、作曲:三浦明利 編曲:松崎哲
🟦絆              作詞、作曲:三浦明利 編曲:松崎哲
🟦未来からのメッセージ 作詞、作曲:三浦明利 編曲:酒井ヒロキ
🟦Asian Soul          作曲:三浦明利
🟦恩徳讃 親鸞聖人御和讃 作曲:清水脩 編曲:三浦明利
🟦応援のうた         作詞、作曲:三浦明利 編曲:松崎哲
🟦en              作詞、作曲:三浦明利 編曲:松崎哲
🟦手を合わす日々 作詞、作曲:三浦明利 編曲:松崎哲
🟦ありがとう~私を包むすべてに~ -album ver.- 作詞、作曲:三浦明利 編曲:松崎哲
🟦法話-bonus track- 
🟦灯~摂取不捨~エンドロール

🌟【書籍】
🟨「わたし、住職になりました」 株式会社アスペクト 2012年4月 三浦明利 
     【終了】