🌉『60歳からのブッダの言葉(単行本)』【齋藤孝/著】を法友から薦められて、読ませて頂きました。
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🔷齊藤さんには、根本に仏法精神がおありですので、私と同じ年代の方には、特にお勧めの著書です。
🔶読めば、心が和み、今からでも誰でもブッダに近づき「プチブッダ」になれる指針を示してくれています。
🔷プチブッダを目指して、残りの人生を幸せに生きていける道を示しています。

🔶感銘した言葉は沢山ありますが、一つだけ、紹介します。
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✨今回、テキストとして取り上げたのは、ブッダが実際に話した言葉をまとめた、ごく初期の経典ばかりです。

✨ここまでお読み頂いてお気づきと思いますが、ブッダ自身は、決して難しい理論を言っている訳ではありません。

✨むしろ、誰もが毎日実践できる具体的なアドバイスが散りばめられています。

✨「慎み」を持ち、自分を「ととのえる」。
✨正しくきれいな言葉を使い、相手を不快にさせない。
✨あまり欲望に走らず、自分をコントロールする。
✨下手にいろんなものを怖れたり、不安がったりしない。賢い人と友達になる・・・・。

✨ブッダが弟子たちに言っている言葉というのは、今の孤独と不安の時代、欲望と競争の時代には、まさにぴったりです。
✨しかも、今すぐ実践しようとすれば、できるものばかりなのです。

✨どんなカウンセラーよりも頼りになる存在であり、どんな評論家よりも的確で、どんな思想家よりも深い。

✨この素晴らしい存在を、私たちはもっと身近に置くべきではないでしょうか。
✨60代以降の人には、すんなり納得できる部分が多いはずです。
ブッダに今こそ学びましょう。

✨完全な悟りを目指さずとも、「2割ブッダ」「2 割ニルヴァーナ」で、私たちの人生はずいぶん明るく、楽しくなります。

✨息を調え、身を調え、心を調える。「調息・調身・調心」をお互い心がけ楽しく過ごしましょう。
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⏹️【インターネットでの引用】
❇️定年後の人生が輝く視点の宝庫。生きがい、家族、友人、異性、孤独、お金、ストレス、健康、教養……自らも60代として活躍し続けるベストセラー著者が、人類史上、最高の知慧を、現代を生きる60代に向けて、初めて読み解く。

🌃【内容説明】🌃
60代になると、多くの人は定年を迎えて環境が大きく変わります。
自分に対する周囲の評価も変わり、なかには自信を失ったり、やる気や目標を失う人もいます。
本書は、ベストセラー作家の齋藤孝氏が、定年後の人生を豊かに実らせたいあなたのために、ブッダの言葉と思想をわかりやすく紹介します。
定年後に誰もが直面する、生きがい、家族、友人、異性、孤独、お金、健康などの問題をブッダに学び、前向きに明るく解決しましょう!

🔯【目次】🔯
🌎️人生の「ギアチェンジ」が必要
現代の「煩悩主義社会」でこそ「ブッダ」が光る
自己をととのえ、慎みを持つことが大切だ
「四苦八苦」の人生から解放されるには?

✡️第1章 組織でつきすぎた「分別」から自由になる
  ――「どう思われるか」から解放されるヒント――
 定年──後悔しない「この先の過ごし方」
  他者ではなく、自身の基準をメインに据える
  激流に押し流されない島(=自己)をつくれ!
  法(=ダルマ)を島として、頼るべし
  実践主義=自力救済がブッダの教えの本質
 ブッダは遠い世界の存在ではない
  たくさんの「プチブッダ」がいる
  大谷翔平選手にブッダの輝きを見る
  試合前でも揺れない井上尚弥選手の仏性とは?
  誰でもブッダに近づき「プチブッダ」になれる!

✡️第2章 60歳からは「捨てる力」が人生を分ける
  ――うまく「諦める」と定年後が輝く――
 ブッダの唱える諦め(「四諦」)とは
  執着するな
  仏教の「諦念」とは、物事の道理を見極めること
  現代社会における八正道の実践とは?
 身の丈に合った欲望を楽しむ
  完全に欲望を断つのは非現実的
  自分の中に確固とした目的や目標があればブレない
  周囲をシンプルにして、くよくよしない

✡️第3章 怒り、不安、孤独を遠ざけるコツ
  ――ネガティブ感情の手放し方――
 怒り、不安、イライラをブッダはどう処理したか?
  全ては移り変わるもの
  賢者に親しみ、尊敬すべき人を尊敬する
  過去の偉人でもかまわない
 悪口は「口中の斧〈おの〉」──人を許すと後半生が輝く
  学んで言葉を慎むことが幸せにつながる
  三苫選手にみる「学びと技術」
  言葉を慎むことで「魔」を寄せ付けない
  ニーチェの「三つの段階」
  言葉は「口の中の斧」のように自分を傷つける
 孤独を楽しむセンスを養う
  その境地を楽しめることが大事
  孤独の中で自分を整える習慣をつける

✡️第4章 豊かな出会いが増える「人の見抜き方」
  ――引きずった悪縁を断ち良縁を得る秘訣――
 「怨憎会苦」は少なくできる
  夫婦の縁も移ろいゆくもの
  嫌な相手は堂々と避ける
 付き合ってはいけない人の条件
  友とするに悪しき者とは?
  縁は生まれて消えて、また生じるもの
 いつも上機嫌でいると、新しい縁が生まれる
  「不機嫌は罪である」と心得る
私が背負った「いつも上機嫌」の十字架
「流す」ことで心身をデトックスする
流すことで良縁を手に入れる

✡️第5章 いばらず媚びず、年下と関わる
――「嫌われない60代」の共通点――
「上から目線」を卒業する
若い人には「嫌われない」が一番
アンガーマネジメントが大切
怒りは慢心の現れ
今も昔も組織の本質は変わっていない
慈悲の心で後進を育てる
若者には慈しみの気持ちで
「後世畏〈おそ〉るべし」
絶妙の距離感を保つことでより良い関係に!
若い人ほどブッダ的?
「最近の若い人は」と言いたい人へ
親しくなりすぎず、無理しない範囲で付き合う

✡️第6章 60代の「愛と別れの法則」
――「愛する人と会うな」の真意――
 身を焦がす愛欲から、穏やかな愛情へシフトする
  愛欲にまみれることから離れる
  好きなことも過剰になると執着になる
  一定の「距離感」が必要
  依りかからない愛を目指す
 偏りのない「中道」を
  中道こそブッダの本質
  愛する家族との時間の使い方
  互いに一個の人格として認め合う
  家が地獄にならないために
 愛別離苦……別れを受け止めるために
  家族との別れ
  ブッダ自身の死
  号泣するアーナンダを思いやる

✡️第7章 「2割ブッダ」で人生を楽しむ
  ――ふだんの生活で「ニルヴァーナ」に近づく――
 「2割ニルヴァーナ」を体験する
  「テストされる」から解放される
  人格の完成を目指すのが最終的な目的
  身近にあるニルヴァーナとは?
  日常生活もニルヴァーナに通じる
 新しい世界を知る喜びと楽しみを取り戻す
  大いに楽しむことこそブッダ的
  自由で柔軟な心を取り戻す
  YouTubeで新しい世界を知る
  マスメディアでは知ることができない世界
  刺激をくれる仲間たちとの関係
  心安らげる場所と関係を築く
 日常の中で「プチ悟り」を得る方法
  一日一善──小さな善行を積み重ねる喜び
  「良い言葉を使う」は立派な善行
 「~しない」が力になる
  使う言葉で善行ができる
  「くよくよ」を少なくすれば楽しくなる
 世の中の「悪魔」から身を守る方法
  騙される人、騙されない人
  悪魔の娘たちの誘惑にも負けない心を持つ
  ちょっと認識を変えるだけでブッダに近づける
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🟨【著者プロフィール】🟨
齋藤 孝
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。
専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。
ベストセラー作家、文化人として多くのメディアに登場。
NHKのEテレ「にほんごであそぼ」総合指導を務める
      【終了】