🟨③仏教を聞く目的は三つ【聞法得益〖不同得益〗】大経を聞いたならば、無量の衆生は皆、無上正覚心を発す・清浄法眼を得る・阿那含果を得る・漏尽意解する・不退転を得る【令和6年04月08日】
🟦YouTube で見る
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https://youtu.be/qHz8WnUPeIs?si=CJv5rR0hb5onBYCx

3️⃣✡️🌠〖レジメ資料〗
✨大無量寿経の最後に説かれた
『聞経得益』『聞法得益【通明得益・別時得益】』『得益不同』について
✨ここを理解するための基礎知識として
🌎️🌟悟りの結果の違い🌟
1️⃣阿羅漢➡️ 貪瞋痴が無くなる
2️⃣不還果➡️ 貪瞋が無くなる
3️⃣一来果➡️ 貪瞋が薄くなる
4️⃣預流果➡️ 我見・疑・戒禁取見が無くなる
5️⃣⇒ それより軟弱であれば、随法行者になり、
6️⃣⇒ それより軟弱であれば、随信行者になります。
🌠【上記の6通りの人が三悪道に堕ちない人】

🔶随法行者➡️ 智慧と知識で、涅槃に対して、納得している。

🔶随信行者➡️ 涅槃と解脱に対して、確信にいたっている。

▶5️⃣と6️⃣の実践者も、覚者とは言わないが、地獄には墜ちない。

【理由】
⇒「比丘たちよ、このように、根の相違は果の相違になり、果の相違は人の相違になります。」
           【経典】
➡️ 人の根本的な性格と能力によって、出す力、意欲、実践の仕方に差が生じるのです。

➡️ 個の宿題なので、必ずしも師匠・指導者が期待するほど、満点にならない場合があります。

🟩🟪🌟🟪🟩
🌟【聞法の得益】
🟨その時に世尊、この経法を説きたもうに、
🟨無量の衆生は、皆、無上正覚の心を発す。〖通明得益【菩提心】〗
🟨万二千那由他の人は、清浄法眼【預流果】を得る。
🟨二十二億の諸天・人民は、阿那含果【不還果】を得る。
🟨八十万の比丘は、漏尽意解【阿羅漢果】する。
🟨四十億の菩薩は、不退転を得る。
🌠それぞれ〖別時得益〗

🟨弘誓の功徳をもつて、自ら荘厳して、将来の世において、まさに正覚を成るべし。

🌟【聖典の本願寺註釈版】🌟
🔷無上正覚の心➡️ 菩提心のこと
🔶清浄法眼➡️ 声聞の修道階位である四果の最下位、須陀洹果(預流果)に入って得る、四諦の理をさとる智慧の眼

🔷阿那含果➡️ 阿那含
🔶漏尽意解し➡️ 煩悩を滅し尽して智慧を得て、声聞の修道階位である四果の最高位、阿羅漢果に達する、という意。

🔷弘誓の功徳➡️ 衆生済度の誓願を立て、その誓いに応じて修行し、種々の善根功徳を積むこと。

🟨その時に三千大千世界、六種に震動し、大光あまねく十方国土を照らす。
🟨百千の音楽、自然にして作り、無量の妙華、紛々として降る。
🟨仏、経を説きたもうことを已りて、弥勒菩薩、及び十方より来れる諸々の菩薩衆・長老阿難、
諸々の大声聞・一切の大衆、
仏の所説を聞きたてまつりて、歓喜せざるはなし。

🌟最後のここの部分については、大江淳誠、大原性実の監修の真宗聖典では『得益不同』とあり、
🌟法蔵館出版の真宗聖典では、『聞経得益』とあり、
🌟また最近、二版目となる大谷派出版の真宗聖典では『聞法得益【通明得益・別時得益】』とある。

⏹️預流果とは?⏹️
【条件・性質・資格】
①信【確信】〖信心決定〗
✡️仏法僧への信頼、揺るぎない確信。

②戒【道徳】
✡️五戒を守る【人間界に生まれたのは五戒を保てる功力によりてなり〖蓮如さん〗】

③学習【聴聞】
✡️仏学を研鑽して、理解能力を深めていく。

④施し【布施】
✡️けちで暗い生き方ではなく、惜しまずに他の人々や生命を助ける生き方をする。

⑤智慧
✡️智慧を開発する。

🔶お釈迦様は、マハーナーマに、このように言われました。
🟨「(そのように肉体が壊れても)その人の長きにわたって saddha信【確信】、sila戒【五戒】、suta聞【学び】、căga施【奉仕】、paññā慧【智慧】によって鍛錬された心は、上方に超越に赴くのです」と。

🔶意訳すると、
🟩「たとえば、ある人がサッピ【sappi】(牛乳からとれる油で、白い色をして、バターよりも少し柔らかいもの)を壷の中に入れて、その壷を深い湖の底におろして、そこで割ります。どうなるでしょうか?壷の破片は下に沈みますが、油は上に浮き上がってきます。そのように、人が深い湖の底で生活しているとしましょう。
肉体は素焼きの壷のように脆いものですから、ちょっとしたことで簡単に壊れます。しかし、心を成長させて、油のように軽く清らかにしているなら、肉体が壊れた瞬間に、心は上に上がっていきます。だから、肉体が壊れることを気にする必要は全くありません。心に五つの条件を育てているなら「死」を心配する必要はないのです。」
     【終了】