🟨④唯識三十頌【十八頌】増上縁とはすぐれたる強縁なり・仏法力の不思議には諸邪業繋もさわらねば、弥陀の本弘誓を増上縁と名づけたり【令和6年03月31日】
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🟥https://youtu.be/02cZKWA64U8?si=0fI-_NYukgBaoDBX

〖4️⃣レジメ資料〗
❇️『唯識三十頌』【第十八頌】
🔷「増上縁」という言葉は、
🟩「大願業力を増上縁とする」
🟩「阿弥陀仏を増上縁とする」
と浄土真宗でもよく使われる。

🟨親鸞聖人は『和讃』で、
仏法力の不思議には
諸邪業繋さわらねば
弥陀の本弘誓願を
増上縁となづけたり
 (高僧和讃【善導和讃】 P.590)

🟨『観経疏』玄義分に、
「弘願というは『大経』に説きたまうが如し。一切善悪の凡夫生ずることを得るものは、皆、阿弥陀仏の大願業力に乗じて増上縁となさざるはなし」(玄義分 P.300)

🟨三縁とは?。
🔶念仏する者だけが阿弥陀仏の光明に摂取されて、
親縁・近縁・増上縁という三種の利益を受けられることを説き示したもの。
🔷善導が『観経疏』定善義で、『観経』第九真身観の「光明遍照十方世界、念仏衆生摂取不捨」の文について、自らの体験を踏まえながら、念仏する者が摂取される理由を述べたもの。

🟨親縁とは、称名念仏の行者が阿弥陀仏に対して、口に称え・身に礼敬し・心に念ずれば、阿弥陀仏はそれを聞く・見る・知るのであり、行者が憶念すれば、阿弥陀仏も憶念される。

🔷仏と凡夫念仏者との間に親密な関係を成立させる。
🔶その有り様が、彼(阿弥陀仏)此(念仏者)の身口意の三業が相互に離れ捨てることがないと言われる。

🟨近縁とは、称名念仏の行者が阿弥陀仏を見たてまつりたいと願えば、仏はその称名に応じて行者の目前に現在するから、行者は仏を見たてまつることができる。

🟨増上縁とは、称名念仏には罪を滅する働きがあるため、称名の行者は念仏相続によって次第に罪を滅し、遂に臨終には阿弥陀仏と聖衆の来迎を見たてまつりて、必ず浄土へ往生することができる。

     【終了】