🌟🌎️🌟『サンガジャパンプラス Vol.3 仏教で変わる!』を購入して早速、読んでおります。
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🔷分厚く、内容も濃く、とても読み甲斐があります。
🔶釈徹宗先生が、スマナサーラ長老との対談にて「仏教のユーモア活性術」ということで、お話下さっております。
🔷お釈迦様のユーモアあふれる説法によって、お釈迦様のお父さんは阿羅漢の悟りを開かれたみたいです。
🔶ここだけ、紹介させて頂きます。

🌎️🌎️「ユーモアは優れた教育手段」
✡️短い時間で阿羅漢に達したお釈迦様のお父さん

🔷お釈迦様は人々が亡くなっていく時にも説法をしました。
🔶亡くなっていく時ですから、身体の調子が悪いのは当たり前。
🔷「私は今、死にかけているのに、何で説法するのですか?」という気持ちになっても当然です。
🔶お釈迦様は、そういう死にゆく人に対しても、絶妙なユーモアで語りかけました。

🔷たとえば、お釈迦様のお父さんが亡くなる時には、このように問いかけました。
🔶「あなたの身体は言うことを聞いてくれますか?」。
🔷お父さんは答えます。 
「 いいえ、肉体は言うことを聞いてくれるどころか、ひどい苦しみをつくってくれます。」
🔶お釈迦様は続けます。
「ああ、そうですね。では、その肉体は、あなたのものと言えますか?」

🔷「こんなひどいものを、私のものとは言いたくないですね」
🔶「そうであれば、あなたでもない、あなたのものでもない、そんな身体は捨ててしまってください。では、感覚はどうですか?」
🔷お父さんは答えます。
「感覚は苦しくて耐えられませ
ん」
🔶「じゃあ感覚を自分だと思えますか?」

🔷「思いたくないですね。むしろ捨てたいです」
🔶「そうですか。では自分のものではない感覚は捨ててしまいましょう」。
🔷このように、色受想行識という五蘊に対しても、執着を捨てなさいよ、と説きました。
🔶その結果、本当に短い時間で、お釈迦様のお父さんは、阿羅漢になって亡くなったのです。
     【終了】
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【内容詳細・インターネットより】
『サンガジャパン+(プラス)』は、二五〇〇年以上前から続く仏教の叡智を、今という時代の網の目に流し込む試みを続ける仏教総合誌です。
第三号のタイトルは「仏教で変わる!」。仏教は、人生の表層から深層にいたるまで、機に応じて影響を与え続けます。
そして、それまで当たり前だと思っていた認知のメカニズムを更新し、私たちの生き方に変容をもたらします。本号では、そうして社会の在り方をも変えていく仏教のポテンシャルに焦点を当てていきます。
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サンガジャパンプラス Vol.3「仏教で変わる!」掲載記事一覧

◆スペシャルトーク
❇️横田南嶺 藤田一照「現代における坐禅の意義はどこにあるのか」

◆特集 激動する世界の歩き方 仏教の行動学
❇️アルボムッレ・スマナサーラ/釈徹宗「仏教のユーモア活性術」
❇️鄭雄一「AIロボット研究者に聞く「正しい行動」のメカニズム」
❇️名越康文「現代社会という土俵を降り、自分という山を登る」
❇️藤本晃「仏教心理学は私たちの行動をどう変えるのか?」
❇️石川勇一「身口意の行動変容を促す技法(抄)」
❇️伊藤義徳「行動を変えるためのマインドフルネス」
❇️松本紹圭/プラユキ・ナラテボー「産業僧」
❇️アルボムッレ・スマナサーラ「アルボムッレ・スマナサーラ長老と『ダンマパダ法話全集 第八巻』を読む」

◆特別企画 
❇️伝説といわれた一処不住の禅僧 村上光照老師 追悼
池谷啓「村上光照老師との出会い」
❇️シュプナル法純「仏さまの光を担ってゆこう/上光照老師を懐う」
❇️田口ランディ「村上老師のこと」
❇️木村衞「カメラを持たず通い続けた、老師との最後の日々の濃密な時間」
❇️石川勇一「現代の行者として その修行遍歴と心の変容」
❇️星飛雄馬「パーリ経典翻訳の歴史」

◆特別企画 
2022 Zen2.0 CONFERENCE Start from Inner Wisdom The Stories of Interbeing
❇️すべての物語と共に生きる
シスター・チャイ・ニェム/島田啓介「ティク・ナット・ハン禅師が伝えたインタービーイングの世界」
❇️ソーヤー海/藤野正寛「Inner Wisdomと苦しみの原点 幼少期と子育て」
❇️武井浩三/湯川鶴章「Web 3から創る、多様でマインドフルな時代の可能性」

◆連載
❇️松本紹圭「Post-religion 対談[第3回]山と祖先 ゲスト春山慶彦」
❇️森竹ひろこ(コマメ)「インタビューシリーズ 今ここにある仏教[第1回]ティク・ナット・ハンを日本に伝え続ける実践と両輪の翻訳者――池田久代」‥
     【終了】