ママイキ | こうちゃん&はるるのWhat A Wonderful World !!

こうちゃん&はるるのWhat A Wonderful World !!

2009年11月生まれの長男こうちゃん&2011年10月生まれの長女はるる、そしてチワワのレオンが登場する気ままな子育て日記です。

先日、通称「ママイキ」という子育てセミナーの講師である、「ひろっしゅコーチ」こと山崎洋実さんの無料セミナーに参加してきました。コーチのセミナーには、2年半ほど前に参加した事があり、その時に大変感銘を受けたので、いつかまた講演を聞いてみたいと思っていたところ、今回その思いが叶いました。


男性の参加者もいました。年齢層もバラバラでしたが、みなさん、「お父さん/お母さん」です。セミナー中は爆笑の渦&ちょっぴり涙。充実した2時間でした。

内容自体は、2年半前に受けたものとさほど変わらないものでしたが、生後10か月の赤ちゃんのママとして聞いているのと、二人(反抗期の3歳&おてんば1歳娘)のママとして聞いているのとでは、心構えも聞こえ方も変わってくる。


コーチのセミナーは、「子育てはこうした方が良い」といういわゆる正解を求めるようなものではなく、「こんなふうに考えられたらもっと気持ちが楽になる/子供や他人とのかかわりが楽しくなる」と言った、生きるためのヒントをくれるもの。

まさに「痛快」という言葉が似合うかも知れません。子育てに限らず、「他人や自分との関わり」で誰もがつきあたる壁について独特のユーモアセンスで笑いに変えて、わかりやすく講義してくれます。


私のつたない文章では、セミナーの良さは伝えきれないので、最も心に響いたコーチの言葉をいくつか書き留めておこうと思います。


・子育てのゴールは「自立/自律」であり、良い子に育てる事ではない。

良い子ってどんな子?それは親にとって都合の良い子?

(レストランでは黙って2時間座っている、お友達を押したりしないetc)

他人の子と比べたり、大人にとっての都合の良い子を目指すから苦しくなる。


・事実は一つ。見方は多数。良い面から子供を見てあげよう。

「落ち着きのない子」→「元気の良い子」。

子供の本質はこの先もきっと変わらない。「落ち着きのない子」はずっと「落ち着きのない子」なのだ。でも、「ダメだ、ダメだ」と否定され続けた子、反対に「それもあなたの才能だよ」と肯定されてきた子、将来、思い切った選択をできるようになるのはどちらの子だと思う?


・家の中は「嵐」。それが本当。

自分の子であろうと、人の気持ちをコントロールすることなどできない。でも、子供も大人も常に自分の気持ちをコントロールしながら生きている。

家ではワガママ放題でも、幼稚園や保育園に行けば、きちんと先生の話を聞いて、みんなと手をつないで良い子に散歩に行く。家でワガママが言えるのは、感情をぶつける場所があると言う事、心も健康に発育しているということ。


特にここの部分、不覚にも泣けてきました。


こうちゃんも、保育園や外では機嫌よく遊んでいるのに、自宅に着いた途端、ぐずぐず星人に大変身することがしょっちゅうあるんです。

そんな時彼は床に寝転がり「ママ助けて~、ママ助けて~」と泣いています。私にはわかっているんです。甘えたいだけなんです。だから、可能な時は家事の手をとめて少しだけ抱っこしてあげます。「少しだよ」と約束して。そしてまた家事に戻っていくと、やっぱり「ママ助けて~」の繰り返し。「あー簡便してー」と私、心の中で叫ぶ。時には、「しっかりして」と叱咤してしまったり、たいていは放置してしまうことがほとんど。「どうしてお家に帰ってくると泣いちゃうのかな?」こんなふうに聞いてみたこともありました。(答えはなかったけど)。


甘えたいのはわかるけど、私だって忙しい。ぐずぐずしていると、もう一人、お腹をすかせた娘も泣き出すから。ずっとずっとかまってはあげられない。自分の仕事が前に進まないイライラ、泣かせている罪悪感、誰が悪いわけでもない。私の気持ちは爆発寸前になる。


これが私の日常です。

でも、今回、コーチの言葉ではっとさせられたんです。

・・・私、わかったつもりになってこうちゃんの気持ちを受け止めきれてなかったんだ・・・


自宅ではほとんどお漏らしをしなくなったのに、保育園の先生には「おしっこ」が言えなくて、度々お漏らししてしまったこうちゃん。保育園では泣かないで頑張っているんだった。

やっぱり100%の感情を出せるのが我が家なんだ。

私意識せずとも周りの子と比べていたんだ。


そんな事を気づかせてくれました。


そして、コーチはこんな言葉も教えてくれました。


・子育てはいつか終わる。でもゴールが見えないから苦しい。


家の中は「嵐」でいいんです。

(ギスギスしているという意味ではありません)

嵐はいつか過ぎ去っていくから。


いつかは終わってしまう子育て。

男の子だからいつまでも「ママ抱っこ」とは言ってくれないだろう。

愛する気持ちと裏腹に、自分が楽になりたいがゆえに「少しは自立して欲しい」なんて考えていたところもあったけれど、何もそんなに焦らなくてもいいじゃない、少しずつ、少しずつこうちゃんのペースでお兄さんにしてあげれば。可愛い時期はあっという間。焦ったらもったいないもの。

そう思えたら、やっぱりまだまだたくさん抱っこしてあげたくなった。


あ、そう言えばここ1週間くらい「ママ助けて」が出てないな。

それはそれで寂しかったりして。


「自立/自律」

答えはいつもシンプル。

迷った時はこの言葉を思い出そう。


改めて書き残そうと思うと、どうしても私の主観が入ってしまい、うまく伝わらない部分もあるかと思いますが、セミナー自体は全く堅苦しいものではなく、楽しいの一言。一度聞いて損はないと思います。

私も機会があればまた受講したいと思っています。


セミナーの間のこうちゃんとはるちゃんはと言えば。

おばあちゃん、おじさん、お父さんの3人に面倒を見てもらい、ご機嫌、良い子でお留守番していたそうです。こうちゃんは、ちゃっかりプラレールを買ってもらってましたけど。それでいったん満足したのか、毎日のように発していた「ねえねえ、もっとプラレール欲しいの」がなくなりました。

良いのか、悪いのか・・・。


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二人でちょこんとソファの端に腰かけて、「モノレール」だそうです。

この後、はるちゃんは、どっちーんと落ちてしまいました。慎重派のこうちゃんが、これまで自分の不注意によるケガがほとんどなかった事に対して、はるちゃんは度々流血しています。まだまだ目が離せません・・・。


嵐の日々はまだまだ続きそうです。