4月になりました。
近所の公園では少しずつ桜が咲き始めています。
こうちゃんは、一つお兄さんのクラスに進級してさくらんぼ組(2歳児クラス)になりました。
この日のお迎え時、さっそく一つ年下のお友達(いちご組さん)の何人かが一緒の教室で遊んでいて、
一回り小さな彼らをとても不思議な気分で眺めてしまった私。
つい最近まで自分の子が一番小さいと思っていたから・・・。
こうして一つずつお兄さんになっていくんだなぁ。
社会人になった私たちには、「進級」という概念がなくなってしまったので、
子供の成長ってやっぱり新鮮。
子供とともに、自分の人生をもう一度経験でき、感動を味わえる。
いちご組最後の3/30、こうちゃんは登園時に久しぶりに泣いて、大好きな朝のおやつも食べなかったそうな。
親の勝手な想像だけど、たぶんこうちゃんは近所のホームセンターに行きたかったに違いない。
(その証拠に、保育園に向かう途中の自転車に揺られながら、「ホームズ行く」と愚図ったそうだ。)
と言うのも、前日の保育園からの帰宅時、同ホームセンターのおもちゃ売り場のコーナーで
しばらく楽しそうにチャギントンのおもちゃで遊んでいたところ、
きりがないので、、「明日また行こうね~」と誤魔化しながら無理やり連れて帰ってきたら、
こうちゃんはずっと号泣していたのだ。
最近、周りの大人が話していることを意外とよく覚えているので、
「今度ね」と「後でね」とか、曖昧な誤魔化しが効かなくなってきた。
こども相手とは言え、できない約束はしちゃいけないと悟る。
さくらんぼ組スタートの4/2、
自宅での登園準備の時こそ、
ぐずぐず言ってなかなか着替をしなかったものの、
園では終日ご機嫌で過ごしたそう。
新しく仲間入りしたお友達ともさっそく手をつないで散歩に出かけたそうだ。
が、頑張って過ごした反動なのか?
帰宅時に母の顔を見た途端、甘えん坊こうちゃんに大変身。
お友達が使っているクレヨンを見ては、「こうよう君もやりたい」と号泣、
大きい子のクラスに置いてあった電車のおもちゃをみては、「電車で遊びたい」と号泣。
収拾がつかないので、とりあえずベビーカーに無理やり押し込んでも、泣きっぱなし。
このまま家に帰って泣かれ続けても・・・と困惑し、
「電車乗る?」と提案したところ、やっと泣き止んでくれた。
そのまま大師線に飛び乗り、京急川崎まで着いたら折り返してくるつもりだった。
でも、実際はこうなった。
1.京急川崎駅に到着し、「白い京急が見たい」と言うので、東京方面のホームへ。
ちょうど、帰宅ラッシュの時間に差し掛かり、頻繁に行き交う電車を夢中で見ていたのだが・・・。
2.この近辺では珍しい京成が走っている様子を見て「けいせい乗りたーい」と号泣開始。
「あれに乗ったらお家に帰れなくなっちゃうよ」と諭すも
「京成、京成!!」ずっと泣いている。
3.さすがに京成は見送り、我侭王子の気を紛らわすために、鈍行に乗り、京急蒲田へ。
4.そこからやっと折り返して帰ってきた。
この間も、決しておとなしく電車に乗ってくれていたわけではなく、
「ママ抱っこで線路見る。」→はるちゃんおんぶした状態でこうちゃん抱っこで線路を見せたり、
「りんごの紅茶~(が飲みたい)!(※)」とずっと泣いていたりしてけっこう大変だった。
※道中の自販機で買ったアップルティのおかわりをせがまれた。
電車でわめいていて周りの人に迷惑がかかるので、
とりあえず持参していた紙パックの「桃ジュース」を差し出したが満足してくれなかった。
ふぅ、こうちゃんを満足させるのは並大抵じゃないぜぃ。
でも、そんな気持ちの反面、背中にはるちゃんの寝息を感じながら、
小さなこうちゃんの手をひいてホームを歩くことに小さな幸せを感じた。
日中、離れて過ごしている分、こういう時間も大切なのだ。
感心なことに、この日の夜、お父さんに「京急蒲田駅に行ったのー」、
「こうよう君が、「うぇん、うぇん、電車乗りたい」って泣いたの」と報告していた。
ちゃんと理解しているし、覚えているんだ。
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日付は少しだけ遡り、4/1(日)のこと。
朝から近所の大師公園に遊びに行った。
オタクのこうちゃんを外に連れ出すのはけっこう大変だけど、
この日は素直にお父さんと自転車で公園に向かって行った。
風が少し冷たかったけど、陽射しが随分と暖かくなり、気持ちよかったので
急遽、公園でランチをすることにした。
もちろん、はるちゃんも母の背中にいます。
「こういうの、いいなぁ」by父。
もともと涙もろい方だけど、最近ますます家族愛系の話に弱くなった父さん。
なんでもない事が幸せなのだ。
この日、こうちゃんはランチをはさみ、11時前から14時頃まで公園で遊び、
マンションに帰宅するも、そのまま家には戻らず、中庭で偶然出会ったお友達と1時間近く追いかけっこをし、
17時頃にやっと父親に抱かれて、眠りながら家に帰ってきました。
こどもって、「疲れた」って感覚がないのかな・・・
体力あまりすぎですね。
平日の就寝時刻が遅い事をお友達に話したところ、
大きくなるにつれて、ますます体力がついて、より寝るのが遅くなるそうだ。恐ろしい。
私がまだ20代前半の頃、当時の職場の上司が
「子供は3歳までに一生分の幸せをくれる」と話していたのを思い出す。
そうかも知れないなぁ。その立場になって初めて実感するそんな言葉。
いわゆる「イヤイヤ」を通り越して、人一倍我の強い息子殿を大変に感じることもあるけどね。
3歳とは言わず、これからも、もっとたくさんの夢を見せておくれ。