言葉をもたらしたのは声帯の… | 北村美恵のブログ

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飽くなき探究心は声のために♡
発声の奥深さに魅せられたMC北村美恵のブログです(*^^*)
声について日々考えたことを綴っていきます☆

こんばんは音譜
北村よしえです(*^^*)


月1更新ブログ~♪
今月もなんとか更新しましょう




《なぜ人間は言葉を持ったのか》




この謎を探るべく、
今回は人間の発声器の特徴に迫ってみたいと思います

マニアックなので
出来るだけわかりやすく~
















発声器というと、
真っ先に思い浮かぶのが
声帯ですよね



両生類や哺乳類には声帯があります。
(ウサギにはないそうですが…)





声帯を持つ生き物は、
声帯を震わせ、震動音を共鳴させて
声を作り出しています(^o^)/








人間の声帯の大きな特徴は

低い位置にあること( ̄∇ ̄+)


実はこれが、
言葉の形成に深く関わっています















意外ですよねっ

というか、それで何が変わるのか…





















さあ、説明していきますよー




















人間の声帯は
喉仏(首)のところにありますが、

これは他の動物と比べて
かなり低いのです


チンパンジーは
人間と似ていると言われますが、
声帯の位置は口の奥の方、
頭に近いところにあります













これで何が変わるかと言うと、

音を響かせる空間の広さ
が変わります

















声は声帯の振動音を
共鳴させて作られていますが、


この共鳴の過程で


私たち人間は
鼻の奥(鼻腔)や口の奥(口腔)、
首や頭の後ろ側も使っています


声帯が下がっている分、
音の共鳴空間が広いのです





因みにチンパンジーは
鼻の奥でしか響かせられないそう!!

声帯の位置が高いため、
共鳴空間が狭いのです

















この共鳴空間の広さが
何百種類もの音を生み出し、
言葉が作られたのですね



いやー、素晴らしい~



この恵まれた発声メカニズム、
さらに磨きをかけて、
より美しく言葉を届けたい



だってせっかく
人間に生まれたのだから










参考:『声のなんでも小辞典  発声のメカニズムから声の健康まで』