今日は2024年について世界情勢など

 

 

2024年1月1日

能登半島地震

 

 

その裏側で

サウジ BRICS加入

 

日本との関係はどうなるのか・・・

 

 

今年は選挙イヤー

 

ドルはいつ破綻するのか

アメリカ債券市場2020年1月27日28日に逆イールドカーブが発生。

バンクオブアメリカ・メリルリンチは直近の景気後退は7回中7回とも逆イールドカーブが観測されてから8~60ヶ月遅れで起きていた。

 →リミットは5年(2025年1月末)

 

 

次のカオス

1月3日には「年初の世界の債券と株式取引が、1999年以来最大の暴落」を記録していました。

年初の世界の株式と債券の資本総額の推移

zerohedge.com

 

そして戦争

戦争関係では、「イスラエルがベイルートのヒズボラ本拠地を爆撃」したことが報じられていました。

(記事)中東戦線がエスカレート。イスラエルがベイルートのヒズボラ本拠地を爆撃。ハマスの副指導者が死亡
BDW 2024年1月3日

さらに深刻なできごととしては、日本時間の 1月4日、「イランが建国以来、単一の攻撃としては最も死者数の多い攻撃を受けた」事件です。攻撃者は今のところ不明です。

死者数が100人を超える中、バイデン政権、イラン爆発の背後には米国とイスラエルはいないと発言

zerohedge.com 2023/01/04

イランのケルマン市への攻撃の死者数は少なくとも 103人にのぼり、141人以上が負傷した。イランのニュースは次のように伝えている。

「最初の爆発は殉教した将軍から 700メートル離れた場所で発生した。カセム・ソレイマニの墓と2回目の爆発はそこから1キロ離れた場所で起きた。他の情報筋によると、その余波で 170人を優に超える負傷者が出たという。爆発により、ケルマンの墓地から会葬者が四散し、救急車が負傷者を市内の病院に搬送するために急行した」

これはイラン史上、単一の攻撃としては最も死者数の多い攻撃の一つであった。

イランのエブラヒム・ライシ大統領は、この攻撃の背後にある諜報機関の国を名指ししなかったが、「このテロ犯罪に関与した加害者と犯罪者は間もなく特定され、その行為に対して処罰されるだろう」と述べた。

しかし、イラン政府高官の一部はすぐさまイスラエルと米国を非難した。バイデン政権はこの主張を即座に拒否し、イスラエルをこの大量死傷事件から遠ざけようとした。

先ほどの「イスラエルがベイルートのヒズボラ本拠地を爆撃」した件について、ヒズボラ事務総長のハッサン・ナスララ氏は、以下のように述べたと、アルジャジーラは報じています。

・イスラエルは10月7日の攻撃以来、この地域で戦略的敗北を喫している。

・アル・アロウリ(殺害されたハマス2位の最高幹部)暗殺は「危険な」行為であり、処罰されなければ成立しない。

・フーシ派の紅海での攻撃は「実質的」かつ「効果的」だ。

・米政権はガザでの戦争を煽り、停戦を阻止している。

・イスラエルはレバノン戦線で「数千人」の死傷者が出たことを発表していない。

・ヒズボラはイスラエルとの全面戦争を恐れておらず、「制限なく」戦う用意がある。

aljazeera.com 

 

 

ここには、項目として、以下の10点が「懸念される事態の進行」だとして述べられていました。

トゥオマス・マリネン准教授が言及した懸念

1. 紛争は地域戦争にまでエスカレートし、米国も直接関与することになる。

2. OPECは石油禁輸で対抗。

3. イランがホルムズ海峡を封鎖。

4. 原油価格は 1バレルあたり 300ドルに達する。

5. ヨーロッパは LNG 不足により本格的なエネルギー危機に陥る。

6. エネルギー価格の大幅な高騰はインフレを再活性化し、中央銀行もそれに応じて対応する。

7. 金融市場と世界の銀行セクターは崩壊する。

8. 米国は債務危機に見舞われ、連邦準備制度はさらなる金融市場救済策の制定を余儀なくされる。

9. オイルダラー貿易は崩壊する。

10. ハイパーインフレが発生する。

Tuomas Malinen

 

ここには「3. イランがホルムズ海峡を封鎖」とありまして、現在そこには至っていないながらも、「中東地域の海域の支配権が、イラン側に移行しつつある」という雰囲気がすでにあります。

 

 

何故フーシ派は紅海を攻撃するのか

 

「イスラエルは紅海と地中海の両方に出口を持っています」とカワジ氏は述べ、イスラエル当局はすべての海運をイスラエルの3大国際港のうち最大のハイファ港に振り向けるだろうと予測した。

「確かにイスラエル経済は影響を受けるだろうが、それはイスラエルが何も手に入れられなくなることを意味するのだろうか?いいえ」と彼は付け加えた。

紅海はスエズ運河の南に位置し、ヨーロッパとアジア、東アフリカを結ぶ最も重要な水路である

スエズ運河を通過してインド洋を行き来する船舶は、バブ・エル・マンデブ海峡と紅海を経由しなければならない

スエズ運河はアジアとヨーロッパを結ぶ最短の海上ルートであり、石油や液化天然ガスの輸送において特に重要である。

 

世界の貿易の約12%が紅海を通過しており、その中には世界のコンテナ輸送の30%、毎年1兆ドル相当の商品が含まれている

毎年数十億ドル相当の商業物資が紅海を通過する。つまり、遅延や混乱は、ガソリンの価格や電子機器の入手可能性など、世界貿易に影響を与える可能性があるのだ。

バブ・エル・マンデブ海峡は、航路の中でも特に脆弱な隘路であり、海賊やテロの標的となっている。紅海の南端、ジブチとイエメンの間に位置するこの海峡は、最も狭いところで幅18マイルである。

紅海におけるアメリカ主導の海上作戦が、フーシ派による商船へのさらなる攻撃を抑止できず、混乱が長期化した場合、イスラエルはイエメンの民兵に対して行動せざるを得ないと考えるかもしれない。

実際、米国は、イランとその多くの代理民兵がこの地域全体に関与する潜在的な紛争やエスカレーションへの直接的な関与を避けたいと考えていることを考えると、海軍合同部隊がパトロール以上のことをすると期待する者は少ない。

「すべては、この新しい海軍統合軍が採用する交戦規則にかかっている」

「船舶の保護と無人偵察機やミサイルに対する防衛に限定された交戦規則を採用するのか。それとも、先制攻撃を行い、ミサイル発射基地を狙って攻撃に報復し、無人機を発射している基地を標的にするのだろうか?」

COVID-19パンデミックやロシアのウクライナ侵攻による混乱を受けて、地域経済の多くはサプライチェーンの調整を続けている。

紅海でのフーシ派の攻撃が続いたり、より深刻になったりして、乗組員に死傷者が出たり、船舶が沈没したり、軍事目標が攻撃されたりするような事態になれば、紛争はガザだけでなく、この地域をも巻き込む可能性がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

第四次中東戦争の際に田中角栄首相はアラブに寄り添うことを選択+対アメリカ

 

 

 

現在の岸田首相はイスラエル寄りを選択。

1974年は被害を抑えられたがイスラエル寄りに傾いたため、前回のオイルショック以上の高騰は覚悟しないといけない。

 

日本の中東への石油依存率はなんと・・・94%

 

BRICSは日本に手を差し伸べるのか?ニヤリ

 

 

ドイツ国防省の秘密文書は「第三次世界大戦は2024年から始まる」と明確に述べる。まずはロシア対ドイツ

 

ちなみに「ドイツと第三次世界大戦」という絡みでは、現実的な話ではないですが、11年前の記事で「アロイス・アールメイヤによる「第三次世界大戦の予言」の壮絶な描写」というものを書いたことがあります。

アロイス・アールメイヤ(イルメイヤー)さんというのは、1894年生まれのドイツ人で、1928年から「ヴィジョン」を見るようになり、それを人々に無償で提供していた方です。ドイツ国立図書館のページには、たくさんの関連書籍が掲載されています

上の 11年前の記事から抜粋しますと、たとえば、以下のようなヴィジョンの下りがありました。

 

アールメイヤさんの第三次世界大戦の予言より

…戦争は夜明けと共に始まる。彼らは突然やって来る。

農民や市民たちがパブでカードゲームに興じている時に、窓の外に外国の軍隊の姿が映る。まだ外が真っ暗なうちに彼らは「東」からやって来る。すべては突然に、そして急速に起きる。

私は数字の「3」を見た。
しかし、この数字が3日という意味なのか3週間という意味なのかわからない。

巨大な軍隊が東からベオグラードに入ってくる。そして、イタリアに向かって進軍する。事前通達なしに、ドナウからドイツのライン川まで一気に進む。

私には、あるはずのドナウ川の橋が見えない。そして、大都市フランクフルトは見る影もなくなっている。ライン渓谷の空気はよどんでいた。

私は3本の槍が迫ってくるのを見た。
ロシア軍だ。

彼らはどこにも止まらず進軍する。
昼夜を通して進行し、ルール地方に到達する。彼らの目的はルール地方の獲得だ。

直ちに、それに対しての復讐が大海の向こうからやって来る。

しかし、黄色いドラゴンがアラスカに侵攻し、またカナダにも同時に侵攻する。

「黄色いドラゴン」なんていう表現もあり、いろいろなことが同時多発的に起きる気配を感じさせるものですが、これについては、比較的最近の以下の記事でも取り上げています。

(記事)「アルマゲドンへのワルツ」
In Deep 2022年3月20日

 

この記事では、このタイトル通りの「アルマゲドンへのワルツ」というアメリカの記事をご紹介しています。

その記事の最後のほうは以下のように締められていました。

 

「アルマゲドンへのワルツ」より

アルマゲドンへの行進に支障はもはやない。

…貧しい人々は捨てられる。地球上の道路は絶望的な難民たちで詰まる。すべての異議は反逆罪となる。若者たちは、栄光、名誉、そして国の疲れた比喩のために犠牲にされる。弱者たちは苦しんで死んでいくだろう。

今後、真の愛国者の概念は、軍の将軍たち、戦時利得を得る者たち、日和見主義者たち、メディアの宮廷人たち、そしてますます多くの血を求めて戦う大衆扇動政治家(デマゴーグ)たちとなるだろう。

死の商人たちがオリンポスの神々のように人々を支配する。

そして、私たちは恐怖に襲われ、戦争に酔いしれ、集団パニックに襲われ、私たち自身の絶滅を叫ぶのだ。

Chris Hedges

 

中東の状況を見ていましても、戦争のエスカレートは、もはや避けられない状況にもなっているようにも見えまして、この 2024年から 2025年は、さまざまなキーワードが行き交うでしょうけれど、

「戦争の拡大」

というキーワードは、現在、第二次大戦以来最も大きくなっているのかもしれません。

さぁ日本よ、どうする?
 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回もお楽しみにチョキ

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